十二單〜襲ねの美
源氏物語絵巻に描かれた平安の女房装束(十二單)は、千年の時を超えてもなお、その姿をほとんど変えることなく皇室に受け継がれております。
薄い衣を何枚も重ねることで襟元や袖口に美しい濃淡が生まれますが、これは
5月11日(木)から14日(日)まで、東京・港区の青山スパイラルホールで行われる「十二單〜襲ねの美」では、「萌黄」、「紅梅」、「紅葉」といった、代表的な襲ねによる、十二單の雅な姿をご披露いたします。
また、特別に「帛(はく)」という、皇后様だけに許される純白の十二單も特別にご覧いただきます。
十二單の特徴の一つに、その独特の着装法があります。前衣紋者、後衣紋者という二人が呼吸を合わせてお方様(おかたさま)に着付けていきます。
今回は、そのお服上げもご覧いただきます。たくさんの衣を重ねていき、重さが
日本文化の象徴とも言える「十二單〜襲ねの美」、どうぞご覧ください。
“Juni-hitoe: Beauty of Layering”
The "Juni-hitoe" has been handed down for over one thousand years as Japan's traditional costume for the Imperial Court.
The eternal charm of the "juni-hitoe" will be on display along with a shamisen performance, a traditional Japanese musical instrument.
季節の移ろい「襲ねの美しさ」を、
普段なかなかご覧になることができない貴重な装束や、
『第1ステージ(10:00~)・第5ステージ(14:00~)』、
また、『第4ステージ(13:00~)・第8ステージ(17:00~)』は、
帛の十二單をお守りする「随身」の凛としたいでたちも披露致します。
About the performance
The same costumes will be used for “1st/5th Stage", "2nd/6th Stage", "3rd/7th Stage", and "4th/8th Stage".
The “4th/8th stage” will feature the precious and pure white “Juni-hitoe” called “Haku no Juni-hitoe”.
十二単やキモノの講習、ショー、出版物を通して、日本の伝統文化やキモノの素晴らしさを日本のみならず世界に広く伝え、その継承に多大な成果を残している。
また教師として長年にわたり学生教育に尽力し、理容師・美容師を目指す若者を多数育成、輩出してきた。
●役職
国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校 校長
国際文化学園 衣紋道 東京道場/京都道場 会長
全日本婚礼美容家協会 副理事長・師範講師
●受賞歴
1989年 教育功労賞、2000年 厚生大臣賞、2013年 東京都優秀技能者(東京マイスター)知事賞を受賞、2015年7月 文部科学大臣より表彰、2015年9月 インターコワフュール モンディアルより、CHEVALERIE(シェバリエ)「OFFICER(オフィサー)」の称号を贈られる。
1971年に本條流を創流「俚奏楽」を発表。古典の枠に留まらず、様々なジャンルの音楽、奏者と共演し、数多くの国内外公演を行なっている。邦楽器を使った現代音楽の作曲活動・民族音楽とのコラボレーションを積極的に行なう。J-Tradとして現代に生きる音楽「現代民族歌謡」を発表している。
日本音楽著作権協会正会員、日本民族音楽会会員、現代邦楽作曲家連盟会員、桐朋学園芸術短期大学特別招聘教授歴任、日本民族歌謡継承発展協会代表、日本民謡協会名誉教授
東京青山 スパイラルホール
〒107-0062 東京都港区南青山5-6-23
スパイラル3F スパイラルホール
TEL:03-3498-1171
[チケット販売(税込)]
1,500円
e+(イープラス)チケットで販売中。
※未就学児のご入場はできません。※開演(公演)中の客席への入退場はお断りいたします。
※やむを得ない事情により演目などが変更になる場合もございますので、予めご了承ください。
※不可抗力により表記日時に催事を中止する場合以外は、料金の払い戻しはいたしません。
十二單に代表される平安装束を威儀正しく、美しく着付け整えるための着装法は
「衣紋道」は、平安時代の末期に生まれ、およそ千年の歴史があります。
「国際文化学園 衣紋道東京道場」では、
今回は、創立70周年を記念して、
この機会に、ぜひご体験ください。