- 99.01.26
海外の様子|1999年01月26日|EURO
Bonne Annee 1999
パリの新年は喧噪の中で始まりました。新年の秒読みと共に"ボン・ナネ!!"シャンパンを抜き、廻りの人達とキスを交わし新年の挨拶をします。外の車はクラクションを鳴らせ、響かせます。
元旦明けて2日、早々一番忙しかったのはクルマの修理屋さん?お祭り騒ぎの勢いで車の放火、公衆電話の破壊、喧嘩が相次いだそうです。
静かに鐘の音を聞きながら一年を想いおこし、新しい年を考える、そんな日本のお正月が妙に懐かしく思えました。皆さんはどんなお正月をお迎えになりましたでしょうか?1999年、来年は20世紀最後の年。皆さんが健康と幸福に恵まれた素敵な年になりますように。
1日 元旦 ユーロスタート!
12/31にユーロの交換レートが定められ1999年1月1日単一通貨ユーロの導入が実現。本格的ユーロ時代への突入!とTVではこのレートの発表と共に一斉にシャンパンの栓を抜き「欧州統合への歴史的一歩!!」と祝う様子が流れました。そんな映像を見ると今年はひときわ新しい年の到来を感じました。
...とは言っても私達の手元にユーロ紙幣が届くのは3年後の2002年1月1日。現在各国で使われている紙幣は120億枚、硬貨700億個。これに代わるユーロの紙幣と硬貨を造幣するのは大変な作業でしょう。(これらのユーロ紙幣はフランクフルトにある欧州中央銀行で造幣され、硬貨は各国で作られるそうです。)
先ずはこのユーロで口座を設けられる様になりました。口座があればこのユーロ圏内ではユーロの小切手、クレジットカードが使えて、送金も可能です。そして今は多くの商店やスーパーがユーロとフラン両方で料金表示をする様になりました。これで紙幣がなくてもユーロでの買い物も可能です。
ユーロによる初の株式取り引き
1月4日にはユーロによる初の株式取り引きが行われ、欧州通貨への期待、信頼を反映してか各国共に株価指数は5%高だったそうです。
今回このユーロ参加国はEU15カ国のうち11カ国:フランス・ドイツ・イタリア・ベネクルス三国・スペイン・ポルトガル・アイルランド・オーストリア・フィンランド、、。残りのギリシャ・イギリス・スウェーデン、デンマークは今回の導入は見送りました。
ユーロの始まり
そもそもユーロの始まりと言うのは、既にEU内で国境がないのにそのEU内での移動の度にレートを気にしながらお金を両替えするのは不自然で不経済、、。
実際、その一番の理由としてはEUを空間だけの統合にとどまらず、ドルに対抗出来るEUの単一通貨を生み出そう、、、という事です。
そしてユーロ紙幣が登場する2002年の7月1日よりフランスフランは廃止されます。それから10年以内なら中央銀行でユーロに変換出来るという事なのでこの近年、欧州を訪れる方は気を付けてください。
国際文化学園 企画室(PARIS France) 小川 真理
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。