- 05.11.08
海外の様子|2005年11月08日|Musee d'Orsay
1986年に美術館として完成したこのオルセー、かつてはオルレアン鉄道の終着駅として実際に使用されていました。建物はその駅の空間をそのまま利用したもので美術館に入るとかつて駅であった事を思わせる広大な空間が広がっています。
印象派の画家として有名なマネ、掲載した『オランピア』は出品当時、過去の裸婦画に見られるような優雅さがなく、ごく普通のヌードとして描いた事で多くの批判を受けたといいます。また、彼の絵が世間一般に受け入れられるようになったのは歳をとってからだったようです。しかし、若い画家達からは新しい感覚の芸術だと注目を集める存在で『印象派の父』とも呼ばれ、後に紹介するモネにも大きな影響を与えた画家でした。
マネ同様、印象派の画家として著名なこのモネ、同じ場面を連作という形で繰り返し書く事でも有名です。しかしマネ同様、印象派の画家はとして脚光を浴びる事が出来たのは彼が既に50歳を過ぎる頃だったそうです。『日傘をさす女』『睡蓮』も同じ場面を数多く書いた作品です。
ミレーはフランスのノルマンディ地方の裕福な農家の家庭に生まれ、19歳の頃から絵画を習い始めました。肖像画を中心に画家として歩み始めますが、生活は良くならない上25歳当時に結婚した妻は3年後に病気で亡くなってしまいます。
美術館というと著名な画家の著名な作品ばかりに目がいくと思います。しかし美術館には、その美術館ごとの独特の雰囲気があり、その場所に入らなければ感じ取る事が出来ないたくさんの物があると思います。そこで見た物は必ず記憶のどこかに印象として残ると思います。美術館は、その外観もさることながら館内に入ったらその雰囲気を存分に味わってみるのも良いのではないかと思います。
国際文化学園 企画室(PARIS France)
オルセー美術館
館内に配置された美術品はもとより、建物、空間そのものが美術品といった感じのする美術館です。天気の良い日に行くと天井のガラスから自然の光が降り注ぎ、なにか暖かさを感じる美術館です。もちろん彫刻だけではなく、ミレーやモネ、ゴッホをはじめとする著名な画家たちの絵画も数多く展示されています。
Edouard Manet (1832-1883)
エドゥアール・マネ
Claude Monet (1840-1926)
クロード・モネ
Vincent Van Gogh (1853-1890)
ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
Jean-Francois Millet (1814-1875)
ジャン・フランソワ・ミレー
肖像画家としての道を諦め、神話などを題材にした牧歌的な作品を手がけるようになり33歳の頃ようやく認められるようになります。また、当時フランスの社会情勢は不安定な時期で革命の混乱期であった事と流行していたコレラから身を守るためにバルビゾン村に移り住み、そこで労働をする農夫を描き始めたと言われています。
美術館ごとの独特の雰囲気
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