パリ３区 Square du Temple　緑の樹々が茂る公園の一画屋外に、現代を反影させたオブジェを設置。大人も子供も誰でも自由に遊べます。


ここでは８種類のゲームが楽しめるそうです。小さな子供にとって面白いのは、このゲームがタクティールだという事。日本語ではフリックとかなんとか？要はiPhoneなどのように画面を触る。画面に指を滑らせると反応してゲームが楽しめるシステムです。この企画はJCDecaux（企業）とデザイナーのM.Lehanneurによる発案で、公園／屋外のテーブルでゲームが楽しめます。もとはというとパリ市が、モービリィェ・ウーバン・アンテリジェン Mobilier urbain intelligent（都会の知的な家具）というネーミングで企画を募集しました。


その結果、それに応えた企業の中から40余りの様々な企画が選ばれ、それをパリ市内で6ヶ月から1年の期限付きで実験的に行うという事です。これは そのひとつです。リュクサンブルク公園には同様のチームでビデオゲームが設置されるそうです。


ゲームや新しいものに弱い私としては、こんな気持ちいい公園まで来て、なんでゲーム？と つい思ってしまいます。でも、自分の部屋に閉じこもってやるよりはいいか？　そう、買えない子も触れる機会があるのはいいか？　今や小学校の授業でもコンピューターの使い方が組み込まれている時代です。うーん、どうなんでしょう？


なには ともあれ パリ市のねらいは経済の活性化？　企業には等身大の実験の場が提供され、市場の反応も見れ、商品化する際のマーケティングと広報にも繋がる。パリ市にとっても、街に目新しい企画が 次から次へと現れて活気が出る。といった具合です。さーて市民の反応はいかに？

国際文化学園　企画室(PARIS France)