- 15.11.16
風邪をひいたら
風邪がはやり始め、町中にマスクをつけた人が目立つようになりました。急に冷え込むこの時期は、どうしても風邪っぴきが増えてしまいます。
不特定多数のお客様が来店する理美容室にとっても風邪の流行は無関心ではいられません。そもそも、理容室や美容室が厚生労働省生活衛生課の管轄、ひらたくいえば保健所の指導下におかれるというのも、風邪をはじめいろいろな感染症の温床や発生源になることを防ぐためです。
この時期の風邪といえば「インフルエンザ」。インフルエンザウィルスによってひきおこされる急性感染症のことで、時には、かつてのスペイン風邪のような「パンデミック」が発生して何万人も亡くなるという悲しい出来事が起ることもあります。
インフルエンザの語源はイタリア語で「influenza(インフルエンツァ)」、〈影響〉という意味です。16世紀のイタリアではこの病気が必ず冬から春にかけて発生するので、占星術師が天体の運行の〈影響〉だと考えたのだそうです。
学校というところもインフルエンザには神経を尖らせます。一人がかかるとクラス全員に〈影響〉を与えるからです。
子供をめぐる環境や教育習慣は、昔と今とではずいぶん変わって来ていますが、全く変わらないものもあります。たとえば「手洗い、うがいの励行」。小さい時にクセをつけてもらうと、大人になっても身についているものです。
しかし、手洗い、うがいが習慣化している国は案外に少なく、欧米諸国では、うがいを人前でするということはマナー的にNGだと聞いたことがあります。また、フランス人は外出から帰って来ても手を洗わないとフランス人に聞いたことがあります。いつも手を洗っていたら免疫がつかないという考え方だとか。真偽のほどはわかりませんが、とにかく日本人ほど衛生に神経質な国はないようです。
スウェーデンのことわざか何かで、「風邪をひいたら水を飲んで、ひたすら休め」という言葉があるそうです。とにかく休んで体力をつけるのが一番ということ。仕事も学校も、休むということに引け目を感じてしまう日本人は、もう少し「休む」ということを考えた方が良いのではないでしょうか。それが結局は公衆衛生につながり、仕事や学業の効率も上がるはずですから(S)
(国際文化学園FaceBook 〈11月9日〜13日〉を再構成したものです)
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