国際文化理容美容専門学校

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  • 15.12.28
  • お正月

 もうすぐお正月。

 お正月の楽しみにはいろいろありますが、昔から続いている代表的な習慣を二つ取り上げてみました。

 

 一つはお雑煮。

 

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 落語で、観客をスムーズに話に引き込むために「枕話(まくらばなし)」が必要なように、美容室の接客でも、施術前の簡単なトークがとても大事です。知り合いのベテラン美容師さんによれば、適切な枕話の条件には3つあるそうです。

 1)誰でも知っていて、自分なりの考えを簡単に言えるものであり、2)タイムリーであり、3)毒にも薬にもならないこと。その上で、

「たとえば今の時期なら『お雑煮』の話なんかがいいよ」とのことです。

 お雑煮というのは不思議な料理で、誰もが自分のイメージしているお雑煮が標準的なものだと思っています。私が食べて来たのは醤油味のおすましで、餅は焼いてから入れて、具は芹と竹輪とかまぼこだけです。東京に出て来た頃にそれを友人に話したら、随分と貧しい雑煮だと驚かれたことがあります。いろいろな人に聞いてみると、鶏肉を入れる家、サケやブリを入れる家。イクラを入れる家まであります。味噌味もあれば粕汁のところもあります。

 お雑煮の記憶には故郷や幼い頃の思い出がうっすらと漂います。美容室に限らず、ちょっとした「枕話」でスムーズなコミュニケーションを図ってみませんか。ただし、くれぐれも「貧乏くさいお雑煮ですね」なんてことは言わないように。

 

 もう一つは初詣について。

 

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 最近は、初詣に出かけても、晴れ着姿の人を見かけることがひじょうに少なくなりました。

 「晴れの日」という、特別で非日常的な日に着るから「晴れ着」です。お正月に象徴される「晴れの日」は、本来イベントでもお祭りでもなく、いつもの生活から離れて、日頃普通の生活を無事に送ることができることを、神仏や自然に対して感謝するという日なのです。そういう日には、それなりの格好をしなければおかしいだろうという考えで「晴れ着」が生まれたのでしょう。初詣で神仏に祈るのならば、ぜいたくな装いをする必要はありませんが、それなりの格のものを着て、髪型もそれなりに整えなければいけないと思うはずです。

 かつては誰もが普通にそう考え、美容室はそのお手伝いをするところでした。しかし、今はそういう人は少なくなり、三が日に店をあけている美容室も皆無となりました。初詣に晴れ着が見られないのも当然の流れです。

 2015年も間もなく暮れようとしています。皆様のご多幸を祈りつつ、「晴れの日」の意味を考えながら新年を迎えたいと思います。(S)

国際文化学園FaceBook 〈12月21日〜25日〉を再構成したものです)

 

 

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