- 16.01.08
パリ通信|2016年01月08日(金)|美味しい !? パリ
パリ/フランスでは12月になるとパイやケーキ、チョコレート、フォアグラやサーモン、生牡蠣などなど、美味しいモノが次から次へと何処に行っても出てきます。
Noel(ノエル=クリスマス)と新年を終え、日本はそろそろ七草粥?胃を休めさせてあげたい・・ところですが、いえいえ!パリではまだまだご馳走が続きます。
1月6日は『エピファニー』というキリスト教のお祝いで、パリ中のパン屋さん、お菓子屋さんには Galette des Rois (ガレット・デ・ロワ=王様のケーキ)というお菓子が並びます。
サクサクのパイ生地の間にFrangipane(アーモンドクリーム)をはさんで焼き上げたシンプルなお菓子なのですが、これが美味しい!しかもこの時期しか売ってないのです。
『エピファニー(epiphany)』とは日本ではあまり聞き慣れない言葉ですが、フランス、イタリア、スペイン等のカトリックの国々ではクリスマスを祝う以前から親しまれてきたそうです。
聖書物語なんて子供の頃に読んだ方は聞き覚えがあるお話かと思いますが、キリストの誕生のお告げを受けた、東方の三人の賢者が流れ星に導かれてベツレヘムに辿り着き、そこで馬小屋のわらの中でイエス・キリスト見つけ、その誕生を確認した日だとされています。
フランスではこの1月6日の前後、職場でも友人同士でも家族でもこのガレットを囲みます。
ゲーム的な要素もあり、新年明けて、みんなで集まるには最適な行事です。
ガレットの中には、フェーブ(そら豆という意味)と呼ばれる小さな陶器がひとつ、入っています。
取り分けられたガレットに、そのフェーブが入っていた人が王様、もしくは女王様となり、パートナーを選びます。
その二人はみんなからシャンパンで祝福され、この1年は幸運に恵まれるとされています。
子供たちでさえシャンプニーと呼ばれる、シャンパンもどきの炭酸入りのりんごジュースでお祝いします。
そんな訳で美味しい楽しいパリはまだまだ続きそうです。
(m.o. from paris)
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