11月14日（水）、本学渋谷校に拠点を置く衣紋道高倉流東京道場（荘司礼子会頭＝本学校長）が、東京都立大田桜台高等学校の開催する『平安装束を着る会』に招かれ、1年生を対象にした講習会で衣紋展示を行いました。

　会では、まず衣紋者や随行者（従者）の服装である“袿袴道中着”（けいこどうちゅうぎ）姿の着装展示と、これを室内で着用する場合の“小袿長袴”（こうちぎながばかま）姿が紹介され、これも学生をモデルにした貴族の普段着と呼べる男性装束“直衣”（のうし）が披露されました。続いて学生をモデルに、天皇などの正装“束帯”（そくたい）が衣紋展示され、最後に荘司会頭が衣紋者を務め、学生をモデルに“十二単”が衣紋展示されました。

　1000年以上という長い時間、姿を変えずに今日まで受け継がれてきた装束と、その着装技術・流儀の数々に、高校1年生という受講生のみなさんは、いったいどんな感想を持ったものでありましょう。