- 19.01.16
後世に残す「雛人形」
先日の“成人式”では、多くの新成人が“晴れ着”に身を包んで式典に参加していたようでありますが、考えてみれば私たちの生活で、ごく一部の人を除けば“きもの”を着る機会は大きく失われ、成人式を筆頭に結婚式や七五三くらいしか“きもの”に接する機会がない、というのが実情。
もっと“きもの”を着なければ・・・とは思うものの、現代の生活様式では如何ともしがたい。そんな現状のなか、“きもの文化”を後世に伝えるものの一つに挙げられるのが、“装束”を忠実に再現している“雛人形”なのでありましょう。
ということで、只今、渋谷校1号館エントランスに“雛人形”が展示されております。この“雛人形”、由緒正しきものだそうで、以下、説明文より抜粋いたします。
■孝明天皇(1831-1867 明治天皇の父)のお妃であった英照(えいしょう)皇太后が、亡き孝明天皇をしのんでお作りになったお品です。
男雛(おびな)は、孝明天皇を模して作られたのでお顔もそっくりと伝えられています。
孝明天皇が実際にお召しになっていた「お引き直衣(のうし)」という装束を、お直しされたものです。
直衣姿の男雛、小袿(こうちき)姿の女雛(めびな)という、くつろいだお姿に仕立てられています。
■お雛様の背後にある屏風には、宮中の風習が描かれています。
男雛の屏風は、初春に行われる「小松引き」の様子です。正月はじめに、小さな松の木を根ごと引き抜くという遊びです。子供たちは健やかな成長、大人は長寿を願って行われたものです。
女雛の屏風は秋の様子で、紅葉狩りを楽しむ直衣や小袿姿の貴族が描かれています。
とのことです。渋谷校にお越しの際は、是非ご覧下さいませ。
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