国際文化理容美容専門学校

渋谷校/国分寺校
厚生労働大臣指定
MONTHRY ARCHIVE
  • 20.01.30
  • あぁ、目が回る...

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 『十二単』(じゅうにひとえ)。賢明な皆さまならば、これが何を指している単語かご理解いただけるハズ。次に『五衣唐衣裳』(いつつぎぬからぎぬも)。これもこのブログを読んでいる方ならばお分かりだろう。更に『女房装束』(にょうぼうしょうぞく)、極めつけは『御五衣御唐衣御裳』(おんいつつぎぬおんからぎぬおんも)。

 これ、全て知っている方は、かなりの有職通かと。では白状しよう。これ、実は全て同じもの、皆さんご存じ十二単を指す名称なのである。ただ、最後の御五衣〜は同じ十二単でも、皇后陛下が着用されるものだけを他の十二単(五衣唐衣裳)と区別して呼称しているのだそう。

 とまぁ、このように有職の世界というのは、同じものであっても様々な呼び名があって、なかなか手強い世界。

 そんな有職の世界から第一人者をお招きして開催している『明治神宮 有職故実研究会』。主催は、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)に本拠を置く『衣紋道 東京道場』(荘司礼子 会長/本学校長)。講師はもちろん『有職文化研究所』の仙石宗久 代表。

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 1月30日(木)、明治神宮会館で行われた『第7回 有職故実研究会』の講義テーマは『皇后陛下の御儀服 ―御五衣御小袿御長袴―』。

 この長〜い装束名、『おんいつつぎぬおんこうちきおんながばかま』と読みます。そして、前述のようにこの装束、皇后陛下が着用されるので御〜となるのでありますが、別の人が着ると(禁色とかあるので同じ色のものは着れないかもしれませんが…)『五衣小袿長袴』、とこうなる。

 で、この装束に唐衣を着けると、皆さんご存知『十二単』になるというオチなのであります。なんかフ・ク・ザ・ツでしょ。あぁ、もう難しい…。

 ちなみに今回の講義、時代やその時代の背景、事情により変化する有職におけるドレスコードの実例を、皇室での儀式からピックアップして解説。装束一つとっても、それを着る人、またはその時代によって名称やドレスコードも変化するという内容に、目の回るワタクシでありました。

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