- 20.04.01
夢と希望を
今回は、街の話題国分寺編。
本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)は、東京都の渋谷区と国分寺市にキャンパスがあるというのはご存知のところ。なのでしばしば両地区の街の話題をお届けしているところでありますが、このほど国分寺市のニュースで気になる話題を発見。
ニュースによれば、『国史跡武蔵国分寺跡』において、このほど平成23年より整備工事を行なってきた金堂・講堂・中門部分の『金堂基壇』と『金堂・講堂を繋ぐ通路跡』の復元作業が完了し、8年に及んだ一連の工事が終了したとのことで、往時に存在した大伽藍の一片が想像しやすくなったとのこと。
復元された『金堂基壇』は、柱のあった部分に石が嵌め込まれて建造物の大きさが示され、中央部がステージ然とした壇になっていて、たぶんこの壇上に往時は聖武天皇より勅(ちょく=天子の命令)のあった一丈六尺(約4m85cm)の釈迦如来像(現、武蔵国分寺の本尊は薬師如来座像[1m95cm]平安時代の作とされ、重要文化財指定)が位置していたに違いなく、残っていればなぁと、ただただ残念なワタクシ。
ところで、国分寺は聖武天皇の勅によって全国に建立され、その総国分寺は奈良の東大寺だというのは有名なハナシなのだが、その建立の目的がまるで今の状況とオーバーラップするようで、何とも興味深い。
国分寺建立の詔(みことのり)が出された天平13年(741年)当時、日本は数年来に及ぶ天然痘の蔓延に苦しめられていたようで、その天然痘を鎮めるために建てられたのが国分寺というワケ。人智を越えた病の治療について、当時は神仏に救いを求めるしか方法がなかったのであり、それはある意味1000年以上も時を隔てた現代であっても、何ら変わらないと思った次第。
ちなみに、天然痘は人類史上初めて撲滅に成功したウイルス感染症。初見は紀元前1100年のラムセス5世だそうで、それから3080年後の1980年、WHO(世界保健機関)が根絶宣言をして、人類と天然痘との闘争に終止符が打たれたのだそう。
そうしてみると、この『国史跡武蔵国分寺跡』は、かなり強引かもしれませんが人類が天然痘というウイルス感染症に勝利したモニュメントにも見え、新型コロナウイルス感染症に塞ぐ世の中にあって、夢と希望の象徴のように感じてしまうのであります。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。