- 20.04.20
遠きにありて
「故郷は、遠きにありて思うもの…」と詠ったのは室生犀星だった。
人は遠くにあったり、手から遠く離れてしまったものに、手元にあるもの以上の強い情を抱くのが人情というものか。
今、世の中は大変なことになっていて、当然、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)は休校中。新入生も新2年生も未だ新学期の登校は適わないワケで、現在、彼らはどうしているものか気になるところだけれど、今春に卒業していった130期生の現在も気になるところ。遠きにありて思うものといったところか。
本来ならば、社会に出て意気揚々と働き出していたハズ。理美容業は国や都からの休業要請は出ていないものの、営業時間の短縮など自主的に行っている店舗が殆どで、大規模店などは三密を避けるべく休業をしている店舗もあると聞く。
仮に営業していても、通常営業であろうはずもなく、特に初歩の技術者にとって不可欠な練習の時間もままならないハズ。まぁ、我慢を強いられている業種は理美容業に限らず、飲食業の窮状などは連日のニュースに暇がないし、現に閉店に追い込まれている店舗も目立つ。
でも、例え今は生きることが最優先される状況ではあっても、理美容業は疲弊した社会や人にとって必要不可欠なものと強く思う。だからそれまで、たぶん1年も2年も先のハナシじゃない、じっとじっと春の訪れを待って欲しいと切に願うワタクシであります。
※写真は3月6日の卒業証書授与時のものです。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。