- 20.05.20
サブカルの中心
アナログレコードが人気なのだそうだ。
今や、音楽はスマホで聴く時代になり、CDの売り上げもままならない時代にアナログレコードが人気とは、さまざまな分野で繰り返されるレトロブーム(懐古趣味への回帰)の類いといったところか。
ワタクシの記憶が確かならば、アナログレコードの代わりに新たな音楽メディアとしてCDが普及し始めるのが、ちょうど日本中がバブル景気に沸き始める1980年代中頃からといった頃だったか。
この少し前、つまりレコードが全盛だった頃、若者がレアなレコードを求めて足繁く通ったのが渋谷だった。宇田川町のタワレコ(タワーレコード)やシスコで輸入盤をジャケ買い(試聴できないのでジャケットデザインの好みのみで買った)したのも今は昔か。
というわけで、今でも渋谷はクラブ(昭和的飲み屋のイントネーションではない笑)が多く集まり、音楽文化の聖地として求心力を保ち続けているが、当時からレアな音楽の街として若者を惹きつけていたエリアだったということは、記憶に留めておきたいところ。
当時、レコード店の集まっていた地区は宇田川町(東急ハンズの北側エリア)で、ほど近い公園通りにはライブハウスも点在して、音楽文化の中心は宇田川町界隈だった(今でもレコード店はその辺りに多くある)。それが1995年にタワレコが現在の神南一丁目に移転するのと時を同じくしてバブル期が終焉を迎えると、隆盛を極めたディスコブームが衰退。
ディスコミュージックといわれる限定された音楽とダンスに終始した当時のディスコブームに代わり、新たなカルチャー(サブカルチャー)として注目されることになったのが、分野を限定したコアな音楽や逆に広くさまざまな分野の音楽を提供する、音を楽しむことに特化したダンスホール、いわゆるクラブといわれるものだった。そのクラブが、バブル崩壊とともに廃業するホテルが相次いだ円山町に進出し、ハコ(ホール)を構えるに至った、というのが事の顛末でありました。
円山町といえば、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)渋谷校のある神泉町の隣町で、この街が今を時めくクラブカルチャーの中心、ひいてはサブカルチャーの中心地。30年以上前に宇田川町にあったサブカルのコアが移ったという寸法か。
ところが現在、コロナ禍の影響で何軒かのクラブが廃業に追い込まれているのだそう。近い将来、渋谷駅の大規模再開発が終了すると、人の流れが大きく変わるといわれる渋谷。今後、サブカルの中心がどの地区に移動するのか、はたまた渋谷以外の街に移ってしまうのか、目が離せないところであります。
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