- 20.05.22
ロケットマンホール
このコロナ禍を期に、生活のカタチが変わるだろうといわれている。コロナの前と後では同じ生活は送れるハズもないというのだろう。
自然、人々の行動に抑制的なバイアスが掛かり、より生活は質素なものに、趣味や娯楽もより地味なものになるに違いない。ポジティブな表現に置き換えれば量より質、清貧とでもいうべきか。世界中の真摯な宗教家が求める世界が訪れるかもしれないし、少なくともスローライフな御仁が増えるのは確実だろう。
そうなると、これまでマイノリティだったスローな趣味も俄然人気が出たりするのかもしれない。例えばマンホール鑑賞(正確にいうならばマンホール蓋鑑賞)などというご趣味はいかがだろうか。これからの時代、街を歩くにしてもなるべく人さまに息が掛からないよう、俯(うつむ)いて歩くのが望ましい。でも、地面ばかり見ていてはどうにも気が滅入るに違いない。
そこでオススメしたいのがマンホール鑑賞というわけ。まぁマンホールについては、少し前には書籍が出版されるなど、ちょっと注目度がアップしている感も否めないが、それでもまだメジャー入りするには力量不足といわざるを得ない。趣味にするなら今が狙い時か。
ということで、取っ掛かりにこんなマンホールを鑑賞してはどうだろうか。場所は東京都国分寺市。JR中央線・国分寺駅の北東エリアに風変わりなマンホール蓋が13基も点在している。
このマンホール蓋、その名を『ロケットマンホール』と呼ぶのだそうで、『日本の宇宙開発発祥の地』といわれる国分寺市に因んだ名前なのだとか。
国分寺市といえば、『日本ロケットの父』といわれる糸川英夫博士が1955年、日本初のロケット発射実験を行なったところで、以来、宇宙開発発祥の地と呼ばれているのだそう。
ロケットマンホールは、この日本初のロケット発射実験60周年を記念した2015年に造られたそうで、当時の発射実験場があった現在の早稲田実業学校(早実)さん付近の歩道に設置されている。ちなみに早実さんの校門前には発射実験の記念碑もあるので、併せての鑑賞をオススメしたいところ。
で、気になるマンホール蓋の図柄は、歴代のジャパンメイドロケットのサイズ入り図解で、ロケットマニアもご納得か。国分寺市公式キャラクターのホッチが登場するものもあるので、探してみてはいかがでしょう。
ところで、この時の実験に使われたロケットは、『ペンシルロケット』(全長/230mm 直径/18mm 重量/200g)と呼ばれる小さなものだそうで、現在『JAXA』(宇宙航空研究開発機構)が開発を進める最新型の『H3ロケット』(全長/63m 直径/5.2m 重量/574t)と比べるとその差は歴然。60年という時の流れと進歩のスピードに、千里の道も一歩からを再認識した次第。
とまぁ、そんなことに思いを巡らせつつ、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の国分寺校にお越しの際には、少し足を伸ばしてのマンホール鑑賞をオススメいたします。くれぐれも下ばかり見て、交通事故に遭わないようご注意くださいませませ。
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