国の『新型コロナウィルス感染症』における『緊急事態宣言』解除を受け、東京都も5月25日（月）をもって緊急事態措置を終了し、段階的に社会活動を再開させつつあるようであります。

　本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）もこの動きを受けて、学生の自宅待機要請を部分解除。未だ全校生徒の一斉登校は実現するに至っておりませんが、学科での在宅によるリモート授業を組み合わせて生徒の半数が登校しての実技実習を行うなど、徐々に学校活動は再開されつつあるようであります。

　新入生（134期）も、入学以来ずっと自宅待機を強いられておりましたが、晴れて6月1日（月）に、午前と午後に分かれて半数ずつの初登校を実施。学園生活を送るにあたっての諸注意や、今後の授業進行（リモート授業を組み込んでの展開）などが大まかにレクチャーされ、Bunka BAGをはじめとする道具（教材）類が配布されておりました。

　遂に新入生が初登校を果たしたこの晴れの日、東京地方は朝から生憎の降雨。梅雨入りを思わせる細かい霧雨が煙る天候に、天は新入生に『和風細雨』（わふうさいう）を優しく説いているかのように見えた次第。

　このコトバ、和風は穏やかに吹く風のことで、細雨は細かく静かに降る雨のことをいうそう。転じて人に忠告したり何かを指摘する際に柔和な態度で接していくことを促すものなのだそう。

　そうしてみると、この『和風細雨』というコトバ、現在のようなトゲトゲしがちな世の中にあってワタクシたちが忘れてならないコトバであり、とりわけ接客業に携わる人にとっては、成功（何をもって成功と捉えるかは人によって異なりますよ）を手に入れる珠玉のコトバに違いないと思えるワタクシであります。