- 20.07.06
夜空のロマン
九州地方の洪水災害に際し、お見舞い申し上げます。被害に遭われた皆様、ならびにご家族の皆様にお悔やみ申し上げます。
ところで世の中、豪雨にコロナに気持ちが落ち込む出来事ばかり。なので敢えて少しばかりロマンチックなオハナシを。
明日は7月7日、『七夕』(たなばた)であります。
でも、本来の『七夕』は旧暦(太陰暦)での7月7日。新暦(太陽暦)を用いる現在の暦からは一ヶ月半ほどズレるのだそうで、2020年の旧暦7月7日は、8月25日なのだそう。
だから、毎年『七夕』は梅雨なので織姫と彦星はぜんぜん逢えなくて可哀想! と思っているアナタ、まぁちょっとは安心して下され。
それどころか、『七夕』が雨だったら織姫と彦星はデートできない、と思っているアナタ(そういうワタクシもそう思ってました)、そもそも伝説(元ネタで中国から伝わった織姫・彦星伝説)によれば、当日が雨だった場合、鳥のカササギが『天の川』を跨いで羽根を広げて橋にし、織姫を対岸に渡らせてあげるのだそうで、雨が降っても二人はしっかりデートしているのだそう(そりゃそうだ、雨が降ったくらいで年に一度のデート、誰も諦めないでしょ!)。心配ご無用とのことであります。
それはそうと、二人の仲を取り持つカササギという鳥に見立てた星々は、『天の川』に横たわるはくちょう座と考えられ、洋の東西を問わず、同じ星列に鳥を見ている点に人の考えることに大差はないなぁ、と思った次第。
ちなみに、織姫と彦星の仲立ちをしているカササギ(はくちょう座)のα星『デネブ』は、織姫(織女星=こと座α星『ベガ』)と彦星(牽牛星=わし座α星『アルタイル』)とともに『夏の大三角』といわれる星座を形成していて、縁浅からぬご関係だとか(まさかの三角関係? 恋の橋渡しなどもしつつ複雑なご関係ですね…)。
とまぁ、そんな夜空のロマンに想いを馳せつつ、只今、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の両校玄関ロビーに乞巧奠(きっこうでん=技芸の上達を願うお飾り=宮中に伝わる七夕飾り)を、いつもどおり展示しております。こんな世知辛いご時世だからこそ、せめて心の平穏を失いたくないものであります。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。