- 20.07.31
時には生徒に
1964年、フランスは花の都パリで産声を上げた『ケラスターゼ』というブランドがある。
このブランド、以来60年に及ばんとする長い年月、世界中のヘアドレッサー(美容師)とともに髪の健康をケアする製品を、世に送り出してきたのだという。
ケラスターゼの特筆すべき特徴は、サロン専売品であるということ。加えて専売品であることの裏付けとして、使用に専門的な知識と技術が要求され、その執行なくしては約束された効果は得られないといった点にある(何の知識もない人が自己流に使っても効果がないってことね)。
おそらく、多売を企てる手法とは一線を画すケラスターゼの販売戦略が、ブランド価値を高めたに違いなく、その使用効果と相まって長きに亘る人気を支えてきたと云えるのかもしれない。
そんなケラスターゼの掲げる理念が「美しい髪は健康な頭皮から生まれる」というもの。ヘアサロンでのヘアエステティックを提唱し、サロンで提供されたヘアケア効果を持続させるためのホームエステという概念をも導入して、髪の健康促進に根ざした着実な販路拡大を推し進めてきたと云えるようだ。
このケラスターゼ、前述のようにその効果を最大限発揮させるには専門的な知識と技術が必要とのことで、同ブランドでは専売するサロン側に対し頻繁に講習を行なうなど、製品を扱う技術者の啓蒙をも手掛けているのだそう。
ということで、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)では、将来、学生がこうしたケラスターゼをはじめとするプロダクツに多く関わる可能性を考慮し、『選択授業』のなかでプロダクツに関する知識の獲得を目的とした授業カリキュラムを用意している次第。
このほど、ケラスターゼさまより講師を招き、まずは教員向けの講習会が開かれておりましたので、早速パチリ。この際の講習では約2時間にわたって製品の効能や扱い方が講義されており、今後、2時間枠の講習会を2回ほど開講して、更に深い知識や実践を踏まえた手技の獲得を目指すもよう。
この講習会が行われていたのは学生の帰った放課後。先生方は、学生に教えるばかりでなく、時には生徒になって自身も学ばなければならず、イヤハヤ大変なのであります。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。