- 20.10.28
スマホと一眼レフ
スマホに搭載されるカメラ機能のレベルがハンパない。暗所、逆光、背景ぼかしなどなど、かつてのオート(自動)カメラでは表せなかった世界が思いのままだ。
ならば、高額な一眼レフカメラなんて「必要ないじゃん!」と聡明なアナタは思うに違いない。そのとおり、高額な一眼レフなど必要ないのだ。しかし、この手のハナシの後には必ず付随する「ただし」が、このハナシの後にも続く。
そう、ただし、もしアナタに「こういう写真が撮りたい!」という強い欲求があったならば、一眼レフが必要になるに違いない。
なぜなら、確かに進歩したスマホは思いのままに写真が撮れるのかもしれないが、ホントに100%思いのままなのかというと、そんなわけではない。人によってさまざまだろうが、せいぜい50~70%思いのままという感じなのだろうと思っている。それだって考えてみればスゴイ数字なのだが…。
とにかく、撮りたい写真のディテールが明確になればなるほど、スマホ撮影の限界が見えてくるだろうし、同時に一眼レフが必要になるのは火を見るよりも明らか。一眼レフだって100%思いのままな写真表現ができるわけではないが、スマホよりは100%に近づけるのだろうと思っている。カメラマンはその100%に近づけるべく、日々精進を重ねているというわけだ。
一眼レフは、シャッタースピードや絞りはもちろんのこと、ISO感度やホワイトバランスなども撮影者が設定できるマニュアル撮影が可能で、機械まかせでない自分好みの写真が撮れるという寸法。もしかするとスマホでもマニュアル撮影ができる機種があるかもしれないが、一眼レフは何といっても選択できる設定値がより広範囲により細かく設定できるのが強み。それになんといっても、さまざまな種類のレンズを使い分けられるのが大きい。
ところで、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の2年次に履修する『選択授業』のなかに『フォトシューティング』という授業がある。この授業、美容界を中心に活躍するフォトグラファー・松山雄介さんを講師に招き、ヘアスタイル撮影の表現方法を実際にスタジオ撮影しながら学んでいるもの。
ヘアスタイル撮影ともなると、撮りたい写真のディテールが明確なのは必然。否むしろディテールを明確にしないと撮影できないともいえる。なので使うカメラも自然スマホではなく一眼レフになる。
過日、その『フォトシューティング』の授業が行われていたのでパチリ。学生は松山さんの指導のもと、三脚に一眼レフを据えてヘアスタイル撮影に興じておりました。
スマホと一眼レフ。一眼レフでの撮影は、やはりスマホでの撮影よりも高揚感が増すようで、すっかりプロカメラマンになりきってシャッターを押している学生たちでありました。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。