まずは伊豆七島や小笠原諸島といった島部分を除いた東京都を、神奈川、千葉、埼玉、山梨の境で切れ目を入れ、さらに地表より1m深いところで剥ぎ取ります。

　その薄く剥ぎ取った東京都を、例えば槍が岳の頂上に乗せるとすると、どの辺りを槍の切っ先に乗せれば上手くバランスするかというと、ちょうど『国分寺市』の富士本3丁目あたりを乗せると上手くバランスして平衡を保つのだそうだ。

　つまりこれ『国分寺市』が、東京都の重さの中心＝重心ということで、2005年3月14日『数学の日』にちなんで『財団法人 日本数学検定協会』が算出した結果とのことであります。

　ところで、現在の『国分寺市』が天平13年（751年）に聖武天皇の勅命により国分寺の建立地になったのは、国府が隣の現『府中市』にあったから、と答えるのが普通なのかもしれませんが、前出の東京都の重心説からすれば、国分寺の建立地に現国分寺市が選ばれても何ら不思議ではないのであります。

　ただ、不思議なのは、何故その時代にこの地が重心と分かったのか、ということ。また仮に重心だと分かっていなかったとして、では何故『国分寺』を現国分寺市に、『国府』を現府中市に置いたのか疑問なのであります。

　それから1200年経った現在、何故、本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）が『国分寺市』に校舎を構えたのか、謎は深まるばかりなのであります...って、急に身近な疑問になってスミマセン...。