国際文化理容美容専門学校

渋谷校/国分寺校
厚生労働大臣指定
MONTHRY ARCHIVE
  • 20.11.26
  • 祈りの時

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 人は祈りを捧げる時、古今東西、白い装束を身につけるようだ。

 否、単に祈りを捧げるだけならにこだわることもなく、さまざまなの衣服で祈っているわけで、神域あるいは神聖な場所に立ち入って祈る場合にのみ、人は白装束を身につけるのに違いない。

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 ところで、只今、本学国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)に本拠を置く『平安装束 東京道場』(荘司礼子 会長/本学校長)では、年間を通して『装束展』を開催しており、折々で荘司会長による衣紋(お服上げ=着付け)の展示をさせていただいているのでありますが、このほど、装束展開催中3回目となる会長展示がありました。

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 展示内容は『帛の十二単』(はくのじゅうにひとえ)。

 『帛の十二単』は、皇后陛下が祭祀(さいし)に赴く際に着用される装束で、有職の世界では帛の御服(はくのごふく)とも呼ばれるもの。通常は神と対峙される時にお召しになるものなので、天皇陛下がお召しになる帛の御袍(はくのごほう=帛の束帯)同様、一般の目には触れぬもの。『平安装束 東京道場』では、装束研究の観点からこの装束を保有。時を見て一般展示している次第。

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 世はまさにコロナ禍に寄せた祈りの時

 白い装束は祈りの象徴ともいえ、帛の十二単展示は、まさにタイムリー。

 白の袿(うちき)に白の口巾(こうきん)※姿の衣紋者(前衣紋者・荘司師範、後ろ衣紋者・冨澤教授)と解説者(佐藤教授)、それにお方さま(永冨准教授)が会場に姿を見せると、一瞬にして祈りの空間と化し、その中で粛々と繰り広げられる衣紋の姿が、あたかも祈りの儀式のようにも見え、いつにない独特空気が会場を満たしているようでありました。

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 天孫降臨天照大神の孫とされるニニギノミコト高天原(タカマガハラ=神々の住む処)から地上に降り立ち、そこから今上天皇に繋がる系譜が始まったと古事記は伝えていますが、まさに衣紋の時、天から何かが降ってきたような感覚に囚われたワタクシでありました。白い装束の威力、オソルベシ…。

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口巾=口を被う布という意味の造語。マスク。装束道場にて作製

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