かつて、頭のてっぺんからつま先まで、人の美に関わる作業は美容師の仕事であった。

　本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）も「トータルビューティを学ぶ」と謳っているとおり、ヒトが美しくなることをトータルで手助けするのが美容師の仕事だった。その仕事内容は多岐に亘るため、ヘア、メイク、ネイル、エステ、まつエクなど、時代の流れとともにそれを専門とするスペシャリストが現れ、サロンによってはそれぞれの分野を完全分業化したり、またその分野を独立させた専門店を出店したりして、現在の美容サロンの形態はまさにダイバーシティの様相を呈している。

　そんな美容界にあって、ヘアカットに定評があり、また自らもヘアカッター集団を標榜するサロン『PEEK-A-BOO』(ピーク・ア・ブー)。

　本学からも多くの卒業生が、ヘアカットに対する理論や姿勢、はたまた熱量に魅了されて同店に入社しているが、この程、そのPEEK-A-BOOで活躍するアートディレクターの堀内邦雄さんを中心とする卒業生を含めたメンバーが本校を訪れて『特別授業』を展開しました。

　12月14日（月）と15日（火）、渋谷校、国分寺校と順に2日連続で行われたセミナーは、まさにヘアカットを魅せる内容で、たぶんカットの面白さ云々よりも、ヘアカットするカッターたちのカッコよさに憧れてヘアカッターを目指す学生もいるのだろうなぁ…と思った次第。

　モノゴトを始めるキッカケは、例えそれがどんな動機であったとしても、その後しっかりそのモノゴトで満足できる自分を見いだせれば、それは幸せな人生に違いない、と思う今日この頃であります。