- 21.03.25
色彩感覚
前回に引き続き『学年末技術コンテスト』のオハナシ。
ワタクシたちが認知しうる情報の8割を視覚情報が占めている、というのは有名なハナシ。では、その視覚情報のいったい何割を色彩情報が占めているのだろうか。
眼を開けると、まずモノのカタチが飛び込んでくる。そしてそのモノには必ず色がある。近視の人はメガネを掛けなければモノの輪郭がボヤけてより色が強調されるのだろうし、色覚異常の人はカタチは鮮明に見えても、認識できない色があったりするという。つまり視覚情報のうちの色彩情報の占める割合は、人によって異なるという、至極あたり前田のクラッカーな帰結に落ち着く。
色は色という単体では存在できないし、色のないモノというのもない。色はモノに反射した太陽光(可視光線)そのものだから、色のないモノは見えていないことになる。だから漆黒の闇では光が届いていないから何も見えないということになるが、アフリカの草原に暮らすマサイの人たちは想像を絶する視力で、赤外線カメラのように夜目が効くのだそうだ。そうなると夜でもある程度の色彩を感知しているのかもしれない。
そんな色のハナシでいえば、ワタクシが今回の『学年末技術コンテスト』で印象深く残っている作品も、ヘアカラーに特徴のある作品だった。余程、奇抜なカタチでもない限り、どうしても色に印象が残ってしまうのは仕方ないことか。まぁワタクシのような藤四郎(素人のことね)の目には、形のディテールよりも色彩で魅せた方が分かりやすいには違いないのだが…。
ただ、感知できる色彩情報が人それぞれなら、特定の色から受ける印象というか色彩感覚は、さらに輪をかけて人それぞれだということに留意すべきなのだろう。
ということで、ヘアカラーが印象的だった作品(ワタクシがですよ)をご覧あれ。よくまぁ1年にも満たない時間でこれだけの技術と発想を身につけたものだ、といつの間にか親御さん目線のワタクシであります。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。