東京都には『緊急事態』が宣言され、生活にさまざまな足枷（あしかせ）が課せられ、それは教育現場にも及んで、学生には自宅待機でのリモート授業が組み込まれたりしている。

　本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）でも、学生を半数に分けての分散登校が実施され（5/8時点では1年生のみ）、実技以外の学科にはリモート授業が導入されている。

　渋谷校でのリモート授業の様子は何度かパチリしていたので、国分寺校の様子が気になってはいた。先日、『学校見学会』をパチリしに国分寺校へ足を運んだ際、見学会の合間を縫ってリモート授業のクラスを覗いてみた。

　リモート授業については、授業を受ける側つまり学生の側に立った問題点などがメディアなどで指摘されるのを見聞きするが、敢えて教える側、教員側に視点を向けてみると、教員本人はどう思っているか分からないが、広い教室にポツンと一人パソコンに向かう様は、ハタから見れば何とも孤独だ。パソコンを介して自宅で対峙する学生もクラスの仲間に会えないので孤独を感じているかもしれないが、実は先生たちだって孤独なのかもしれないのだ。否、先生たちはそんな悠長なこと云ってられないか…。

　こんな時代だからこそ、人の立場を想像し、他者を思いやる気持ちを失いたくないものだと、教室にポツンと座る先生たちを見て自戒したのでありました。