7月12日（月）、東京に4度目の『緊急事態宣言』が発令された。

　それに先立つ7月10日（土）、本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）では本年度6回目となる『体験入学会』を開催。宣言前ということもあり、今回の体験入学会には技術ステージ・体験コーナーともに在校生が参加。

　ご来校いただいた皆さんのホスト役を嬉々として務めておりました。

　ところで、学校サイドとしてはご参加者の皆さんに楽しんでいただくということは、入学者数の増加に繋がることになるため大切なことなのでありますが、ホスト役の学生のメリットは何だろうと、下世話なワタクシは考えてしまった次第。

　この『体験入学会』に参加してくれる在校生には、金銭的あるいは成績面でプラスになるような報酬的なものは一切ない。そう、完全なるボランティアなのである。

　休みの日にわざわざ出てきて、学校のため、体験入学参加者のために無報酬労働に従事する彼、彼女ら。きっと彼らの心情はそれぞれなのだろうが、どうもメリットがないワケでもなさそう。

　ホスト役をこなすことで接客の練習をしたり、ステージで技術展示をすることで技術レベルのチェックをしたりと、『体験入学会』に参加することを自分のメリットとして捉えている学生も多いそうで、その根幹はまさに本学の校是『つくす心』に通じることのように思われるのであり、世のため人のためになるような行いをしながら自身を高めるという、仏教でいうところの『自利利他』（じりりた＝概ね、自分の利益は他人の利益であり、他人の利益は自分の利益である、という考え方）の精神そのもののようであります。