- 21.07.23
未来予知
たまに未来を予知できるという人が現れるが、どういうからくりでまだ起きてもいないことが分かるのか、どうしても理解できない。
仮に未来が予知できたなら、あらゆる災厄から逃れることができて、さぞや幸せな人生が送れるのだろうなぁとは思う。いや待て。果たしてそれは幸せなことなのだろうか。
予定調和の線路をただ歩むだけの人生なんて幸せと呼べるのだろうか、と昭和世代の御仁は思うに違いない。かくいうワタクシもその一人。でもまぁ、幸せの定義なんて人それぞれだから、他人がとやかく云えるものではないのだが…。
ところで、ワタクシたちは未来予知できないから、いずれ訪れるかもしれない災厄に備えて保険を担保するのに違いない。運悪く不慮の事故に遭って身体が不自由になり職を失うかもしれないし、年齢を重ねてリタイアした後に収入が絶たれて生活苦に陥るかもしれない。そう、人生は苦難の連続だ。
そんな時には保険が必要だし、ある程度の貯金も必要になってくる。大金持ちならそんな心配はいらないのだろうが、悲しいかな圧倒的大多数はそんな大金持ちではない。
さて、この保険のことになるが、この保険には私的なものと、公的なものの2種類がある。私的なものについては、それこそ加入するしないは個人の自由なのだけれど、公的なものについての加入は強制だ。
例えば国民年金。この制度は20歳からの加入が義務づけられているが、このことを知らない若者も多いそうだ。加えて20歳くらいだと保険料を納付する能力のない(無収入)学生も多く、対象者については申請により納付期間を猶予する制度もあると聞く。
こうした社会人として生きていくのに必要な知識を提示するのも教育機関の責務であり、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)でも、毎年『日本年金機構』さまより講師をお招きして年金のはなしを学生に講義していただいている次第。
受講した学生からは「年金のことを知らなかったので、知ることができてよかった」といった声が多数寄せられており、みんなが暮らしやすい世の中にするには、みんなが協力し合わなければならないという基本的な理念が理解されたようでありました。
それにしても、今更ながら予知能力があればなぁと思ってしまうダメなワタクシであります。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。