- 21.10.26
税の仕組みを知って
菅 義偉 元総理が総理職を辞し、続く首班指名(総理大臣指名選挙)で選出された岸田文雄 衆議院議員が第100代内閣総理大臣に就任したのも束の間、岸田総理は総理大臣の専権事項で伝家の宝刀とも称される解散権を行使して、衆議院を解散させた。結果、すべての衆議院議員は失職し、衆議院選挙になった。
10月31日(日)の投票日までは選挙期間ということもあって、例年ならば日本全国、街中を街宣カーが走り回り、街頭では立候補者や応援の演説が繰り広げられて、世の中は騒然となるのが常だったハズ。ところが、今回はコロナ禍の影響か街が静かだ。きっと人混みをつくらないための配慮に違いないが、ホントに次の日曜日が投票日なのか疑わしいと思えるほど、静かなのだ。
ここのところずっと、選挙での投票率の低さが問題となっているが、この静けさが更に投票率の低下に拍車を掛けてしまうのではないかしらん、と要らぬ心配までしてしまうが取り越し苦労か。
ところで、日本は間接民主制を採っている(一部国民投票は認められている)ため、ワタクシたち有権者は国の運営を任せるべく国会議員を選出しているわけだけれど、「国会議員の仕事って何?」と問われると、なかなか答えに窮(きゅう)してしまうに違いない。
ワタクシも詳しく知らないのだけれど、一つにどうしても必要な仕事というのが予算配分なのだろうと思う。
国の運営にはお金が掛かる。そのお金はワタクシたちの収める税金で賄(まかな)われているのは周知のハナシ。で、その集めた税金を何処にどれだけ使うのか取り決めるのが国会の予算委員会というもので、ここで予算が決まらなければ、国の運営はままならない。
だから税金が徴収されるのは仕方ないこととして、ワタクシたちは、やれ消費税が高いだとか、やれ所得税が高いだとか言う前に、もっとその使われ方に注目すべきではなかろうか(ほとんど自戒…)。
どんな国会議員がどんな理由でどれくらいの予算をどんな事業に計上しているのか。ここを押さえなければ、議員の仕事っぷりは分からないと思うのだが、これいかに…。
というわけで、過日、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の国分寺校で、『東京税理士会 立川支部』さまよりさまざまな経歴を持ったユニークな税理士さんを講師にお招きした『租税教室』が開講されました(渋谷校も行いますよ)。
税制度の仕組みを知って、税の使われ方を知る。
そんな基本的なことを知ることによって、今の政治が抱える問題点が見えてくるのかもしれません。こうした授業を通じ、学生は理美容師として以前に、より良い社会人としての素養を蓄えていくのでありましょう。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。