国際文化理容美容専門学校

渋谷校/国分寺校
厚生労働大臣指定
MONTHRY ARCHIVE
  • 21.12.17
  • 理想の切れ味

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 資源ゴミ回収日を前にして、ダンボールを束ねてスズランテープで結束し「我ながら上手く縛れた」と満足の笑みを浮かべつつ、感動のフィニッシュとばかり結んだテープをテープロールから切り離そうとしたその刹那、ハサミがテープを噛むばかりで「ぜんぜん切れん!」と、なんとも腹立たしい経験をした覚えはおありだろうか。

 あの切れないハサミを使う感覚は、例えばおむすびを包んだアルミホイルを噛んでしまった感覚と同じくらいなものだ。

 ましてや、髪を切るプロが切れ味の落ちたシザース(ハサミ)を使う感覚は幾ばくなるものか。そこで必要になるのが研磨というわけ。

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 というわけで、今年も去年に引き続き学生の使うシザースメーカーの『株式会社ヒカリ』(業界最大手!)さんより、出張研磨のサービスがありました(誤解があってはいけませんが、出張がサービスで研磨は有料ですよ、あしからず)。

 今年は渋・国両校で研磨があり、5人の職人さんで4日間、延べ360丁のシザース研磨していただいたのだそう。これで2年生(134期)は切れ味の復活したシザースで年明け早々に訪れる国家試験に臨み、1年生(136期)は2年生への進級を迎えることになります。

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 ヒカリさんが出張研磨を行うのは、ありがたいことに大量に研磨が発生する本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)に限ったことだそうで、通常の研磨では、分解〜研ぎ〜仕上げ〜組み立て〜検品といった全工程を1人の職人さんが行うのに対し、今回は時間短縮の効率化を求め5人で分業したのだそう。

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 当然、仕上げは職人歴35年というベテランの職人さんが受け持ち、研ぎは中堅どころの職人さん(2人いて、共に元美容師さんだったとか)が担当。組み立ては何と驚くなかれ高橋伸一社長自らがご担当し、検品・ケース収納を女性スタッフ(職人さん?)の方が受け持っていたのでありました。

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 ちなみに、プロの理容師・美容師さんになると、好み研ぎ加減というのがあるそうで、単純に上手い下手で括れない、相性のいい職人さんというのがいて、お互いに切磋琢磨して、刃先数ミクロンのカーブ具合いで生じる理想の切れ味を追い求めるのだそうだ。

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 曰く、総じて理容師さんはとにかく切れる刃先を好むそうで、美容師さんは若干刃先に髪を逃しながら切るような甘めの切れ味を好むのだそう。

 ワタクシの好みは、若干刃先にスズランテープを逃しながら切る甘めの切れ味…って、お呼びでない、こりゃまた失礼しました!

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