- 22.02.04
転ばぬ先の...
『ネイリスト』といえば、手指のネイルを手入れしたりアートを施したりと、職業名と仕事内容がイコールで結びつく職種として、一般にも認知されている。
でも意外なことに、ネイルの仕事をする人を『ネイリスト』と呼ぶようになったのは、ここ40年ほどなのだという。
1980年代。アメリカを中心に、それまでの単にマニキュアを施すという技術とは一線を画したネイルケア、フットケア、ネイルイクステンション、ネイルアートといった新しい技術体系を持つ『アメリカンネイル』と総称される分野の技術革新が広まった。
その技術革新の波はここ日本にもすぐに伝わり、日本ではその新しさを強調するため、それまでの職業名だった『マニキュアリスト』に代え、新たにネイルとアーティストを組み合わせた造語『ネイリスト』を考案。同時にその新語を冠した協会『日本ネイリスト協会』を発足させ(1985年のこと)、新技術とそれを踏まえた新商品の普及に努めてきたのだそうだ。
それからほぼ40年の時を隔てた2022年1月、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の1年生(136期)が、同協会の資格認定を管轄する『JNEC』(日本ネイリスト検定試験センター)主催の3級検定試験を受験しておりましたのでパチリ。
同協会では、1級・2級・3級の認定ランクを設けており(1級が最高ランク)、1級、2級の検定合格者を『ネイリスト』として認定しているのだそう。なので残念ながら3級合格だけでは『ネイリスト』と認定されないのだそうだ。でも、2級検定を受験するには3級認定を、1級検定を受験するには2級認定を得ていなければならないそうで、まさに3級認定は晴れて『ネイリスト』になるための登竜門といえそう。
本学では、通常の授業カリキュラムで3級の受験資格が得られ、2級認定を目指す学生のためには『課外授業』(別途授業料が必要)を用意している次第。
このコロナ禍も相まって、人生この先どう転ぶかわからない。転ばぬ先の杖として『ネイリスト』になる人もならない人も、まずは広く浅く知識と技術を身につけることが肝要なようであります。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。