- 22.04.08
CIDESCOセラピスト
仕事には2通りの仕事がある。ライセンス(許可証)が必要なものとそうでないもの。
ライセンスが必要でない仕事は、自分なりに努力してそれが社会もしくは会社に認められれば仕事として成立するが、ライセンスが必要な仕事は、そのライセンスを取得しないかぎり、仕事に就けない。あたり前田のクラッカーだ。
まぁライセンスといってもさまざまで、その発行元によって不所持での営業が厳罰に処せられるか否かが決まる。特に国が発行する国家ライセンスの場合は、それを破ると厳罰に処せられ、罰金刑や場合によっては禁固刑が科せられるケースもある。
美容師や理容師という職業も国家ライセンスが必要な職業なので、技術が上手いからといってライセンス不所持でできる仕事ではない。
一方、エステティックはどうなのだろう。
はっきりいって、エステティシャンになるために国家ライセンスは必要ない。だから勝手に営業したところで、法律に触れることはない。ただ、世の中は、いろんな法律でさまざまな分野の職業を保護もしくは排除しているので、勝手に営業する場合は、余程気をつけないと法を犯してしまうことにもなりかねないので注意が必要だ。
で、エステティック。この職種は、確かに国家ライセンスはないのだが、多くのエステティシャンは発行元が国ではないにせよ、何れかの団体が発行するライセンスを有しているのがフツウ。何故か。
この職業、「小さい頃、よくお婆ちゃんの肩を揉んで、上手だねぇ、と褒められてました」的に、ちょっと肩揉みが上手い程度では開業はできても集客できない職種のようで、お客様に信用してもらうためにもやはりキチンとしたエステティックの技術や知識が必要になる。
そうなると、必然的にスクールなりに通って、技術と理論を習得する必要性が生まれるワケだが、大概の場合、そのスクールなりは何れかのエステティック団体に加盟しているのが専(もっぱ)らなので、そのスクールを卒業すれば必然的にスクールが加盟するエステティック団体のライセンスを取得していることになる(もちろん団体内の認定試験に合格しなければなりませんよ)という寸法。
ところで、エステティック関連のライセンスといえば、先述のライセンスとは一線を画す感のあるライセンスがある。
それが国際ライセンスというもので、特に発行元が欧米各国にまたがる加盟国を有する団体の場合は、エステ先進国と云われる欧米各国での就職が可能になるというもの(就職するには労働ビザの発行や、もろもろクリアすべき問題がありますよ)。
そんな国際的なエステティック団体の一つに『CIDESCO』(シデスコ)という組織がある。スイス・チューリヒに本部を置くこの組織は、1946年にベルギーで設立され、現在30カ国以上の加盟国を有する一大組織。
本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)は、手前味噌ながらその実績が認められてか、何故かエステスクールでもないのに『CIDESCO認定校』となっており、本学で規定の講義を受ければ国際ライセンスが取得できる運びとなっている(別途費用が掛かります)。
このほど、先日卒業したばかりの134期生が来校し、2年間で1200時間という途方もない時間数の講習を受けてきた数名の学生が、『CIDESCO』国際ライセンスの認定試験を受験しておりました。
結果は、渋谷校2名、国分寺校6名の受験者全員が合格となり、今後2年以内にエステティックサロンまたはスパで600時間の実務経験を経た後、国際ライセンスのディプロマが授与され、晴れて『CIDESCOセラピスト』として世界に認められるエステティシャンになるようであります。
▲写真左の学生さんはベルエポックさんの学生。
このCIDESCOライセンスを得た学生、なかには世界を周遊する豪華客船にエステティシャンとして搭乗している卒業生もあると聞く。世界を股にかけて活躍する未来が開けている彼女らに羨望の眼差しを隠せないワタクシでありました。
そういえば、本学のエステ担当の先生方は全員『CIDESCOセラピスト』だそうな。やはり国際ライセンスを持っているから国際文化なのでありましょうか、なんちゃって。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。