長年続いてきたものが、ここ2、3年のコロナ禍で途切れ、何ともヤルセナイかぎりだが、政府のWithコロナ政策か、はたまたコロナ収束の兆しか、続々と途絶えていたものが復活を果たしているようで、全国一堂に会しての『サスーン・スクールシップ・スチューデント・ヘアカット・コンテスト』も、今年度は開催の運びとなった。

　全国決勝大会は9月に行われるが、それに先駆けて英・ロンドンの『SASSOON』本社から教育プログラム担当、スクールシップ・グローバルコーディネーターの石井曜子氏とサスーンアカデミーのゾルト・ナギー氏が来日。全国の参加校を巡ってコンテストに向けたレクチャー『ABCレクチャー』を開いている。

　6月11日（土）、両氏が本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）を訪れ、午前に国分寺校、午後に渋谷校の順で、出場選手（136期生）を集めて『ABCレクチャー』を開講しました。

　レクチャーは、サスーンカットの成立する背景や理念といったところの解説から始まり、次いで具体的なカット解説へと進行し、最後に選手からの質問コーナーが設けられて、1時間半の講習を終えました。

　質問コーナーでは、「ブラシはどのメーカーが好きか」といったものや、実際にモデルを伴って「どのようなカットが似合うと思うか」とか「どのラインまで切るのが正解か」といった、そのものズバリの質問も飛び出し、コンテストに向けたモチベーションを上げているようでありました。

　全国決勝（9月）に向けた“学校代表”を決する渋谷校・国分寺校合同での『校内決勝大会』を来週に控え、いよいよ出場選手の尻にも闘志にも火がついたようであります。