- 22.09.05
自給自足
自給自足。
自分が食べる食糧を、自分自身で生産もしくは調達して生きていく、ということだが、かつて、ある意味このもっともシンプルな生き方に憧れ、実践した人たちがアメリカにいた。彼らは既存のキリスト教的価値観(西洋文明)を否定し、カリフォルニア州オレンジ郡で自然回帰を謳って自給自足の共同生活を展開した。
彼らはヒッピーと呼ばれ、そのムーブメントは、発端となったベトナム戦争の終戦とともに終焉を迎えるが、その後の世界に多大な影響を及ぼし、さまざまなサブカルチャーを生んだ。
1990年代初頭に登場するLOHAS(ロハス=健康で環境に優しい持続可能な生活様式)という考え方も、このヒッピー・ムーブメントの流れを汲んでいるし、経営の世界で盛んに語られるsustainable(サスティナブル=環境に優しい、持続可能な)という考え方だって、元を辿ればヒッピー・カルチャーに辿り着くからオドロキ。今大ブームのキャンプだって、モロに自然回帰なわけだから、いわずもがな。
そのヒッピーたちの生活の信条が自給自足。生きる糧となるものを自らの手で作り出す生き方だ。
ここのところの世界情勢から物資の流通が滞り、穀物をはじめとするさまざまなものの価格が上昇すると、どの国もできるだけ自国で消費するものは自国で賄おうとの気運が高まって、自給自足の必要性が囁かれている。
そうした気運に乗ってか乗らずか、只今、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)でも自給自足たるべくアップヘアの教則本『HAIR UPSTYLING BASIS』を作成中。
ちょっと大袈裟なマクラになりましたが、先日、その撮影が行われておりましたのでパチリ。撮影は何回かに分けて行われるようなので、まだまだ続く予定だとか。
自給自足。手前味噌ながら、本学では本学で使う教則本も自社制作しているのであります。というか、20年近く前にも『HAIR CUTTING BASIS』というヘアカットの教則本も作っているので、今、世界の時流に乗っているというわけでもなく、むしろ先駆的だといえるようであります…。あらあら、味噌の上塗りをしてはイケマセンね。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。