- 22.09.27
両腕に技術の貯金を
少し前のハナシになりますが、9月13日(火)は、大変な日だった。
コクサイブンカ(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)が二つに割れた日だった。
ヘアカットときつけ、『全国一』を決める二つの大きなコンテストが同日開催し、学生と教職員が二つに分かれて出場。手前味噌ながら大きな成果を得ることができた一日だった。
この日行われたのは『サスーン スクールシップ スチューデント ヘアカット コンテスト 全国決勝大会』と『Zenkon Contest 2022 全国大会』。ともに美容界を代表する全国規模のコンテストで、『サスーン…』は現代ヘアカット技法の礎を築いたヴィダル・サスーン氏直系のロンドン『サスーン』社が主催するヘアカットコンテストの学生部門。一方『Zenkon…』は、日本全国の婚礼美容師さんが運営する『全日本婚礼美容家協会』主催の花嫁・振袖・ブライダル・留袖の仕度を競う美容師部門。
もちろん『サスーン…』の学生部門には本学の2年生(136期)が、『Zenkon…』の美容師部門には本学の教職員が出場したのであります。
結果は、同HP内『コンテスト入賞歴』をご覧いただくとして、この理美容界における『コンテスト』というのは、スポーツ界における『試合』に似てなくもない、と思った次第。
スポーツ選手は試合に勝つことによって、選手なりチームなりを所有する企業のイメージアップを図り、ひいては企業価値を上げて見返りとして企業から収入を得る。この構図はプロもアマチュアも大差ない(まぁ、アマチュアの場合は競技と同時にその企業で別職種に就いていたりもする)。
一方、理美容師さんはコンテストに出場することによって、それに伴う練習量の増加などにより技術力がアップし、それがサロンワークにフィードバックして顧客満足度(CS)が上がれば客数が増えて収入がアップする。もしくはコンテストでの好成績が技術者の個人価値を上げて(いわゆる箔が付くってやつね)、ひいてはCSが上がって客数が増え、収入がアップするという寸法。
とまぁ、小難しく経営学的考察を試みてみたが、早いハナシが『コンテスト』も『試合』も勝てば儲かるというオチで似ているということなのでありました。
さて、2つのコンテストで好成績を収めた学生と教職員。経営学的にはかなり儲かったハズなのでありますが、この儲けとは、何も即金的なものばかりではなく、将来のためにプールされたと考えるべきもののようであります。
まさに、本学・先代校長先生が事あるごとに云われていた「両腕に技術の貯金を」ということなのでありましょう。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。