- 22.12.06
今の人、昔の人
先日、コクサイブンカ(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)ではこんな授業が行われておりました。
行われていたのは『選択授業』の一つ『きもの着付&ヘアメイク』で、この授業、着付技能やヘアメイク技能をスキルアップするためのもので、将来ヘアメイクさんを目指す学生が多く受講しているもの。
通常はその名のとおり着付けやメイクアップやアップヘアの授業が行われているのだけれど、この日は違った。
この授業、コロナ以前には夏には浴衣、秋には付け下げを着て街を練り歩いたりと、実際にきものを着る人の気持ちを知るために、受講生自身にきものを着る機会が設けられ、その延長として最終的にはきものでの立ち居振る舞いが教授されてきたのだそうだ。
で、この日はその最終段階の『和室でのマナー』ということで、付け下げを着用した上で「草履の脱ぎ方」に始まり「襖(ふすま)の開け閉め」や「畳の歩き方」、それに「掛け軸の見方」や簡単な「お茶席での振る舞い方」が、本学・荘司礼子校長より教授されておりました。
特に「お茶点前」(てまえ=作法)では、多くの時間が正座での作法になり、普段なかなか正座をする機会に恵まれない学生たちはすぐに足が痺れてしまうようで、四苦八苦しているようす。
そんな学生たちをパチリするにつけ、きっと足を痺れさせないコツが、例えば足の親指(?)2本を重ね合わせる、みたいなこと以外にもあるに違いないと思った次第。
そういえば、正座はまだしも胡座(あぐら)がかけない若者が増えたと、何かのメディアで知った。きっと昔の人にはできても今の人にはできないこと、逆に今の人にはできても昔の人にはできないことって、思い浮かばないだけでけっこうあるのだろうなぁ…と遠い目をしてみるワタクシでありました。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。