国際文化理容美容専門学校

渋谷校/国分寺校
厚生労働大臣指定

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  • 23.02.02
  • 原動力は「憂い」?

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 もう起こらないと思っていた大国による侵略戦争を発端に、現実味を帯びた核戦争。頻発する自然災害に未知のウイルスによるパンデミック…。

 2022年1月の時点で、人類終末までの時間を示す『終末時計』は「残り100秒」を指していると云われていたが、今年2023年1月の発表では「残り90秒」になったのだそうだ。

 きっと、これからの人類のテーマはサバイバルに違いない。世界の富豪が、本気で地球脱出を画策している昨今、この地球に残る、あるいは残らざるを得ない、あるいは残る以外の選択肢を持たないワタクシたちは、いったいどうすればいいというのだろう。

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 と、一神教的終末思想に浸って世を憂いてみたが、ここまで壮大憂いだと、もはや個人の能力を超えているのでどうにもならない。故に憂う必要ナシ、という論法も成り立つが無責任に過ぎるか。

 ところで、先日、本学国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の1年生(138期)に向けて行われた『LECO』さんによる『特別授業』は、技術展示意識改革を促すセミナーの2本立てだった。

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 技術展示では、渋谷校卒業のAMANEさん、国分寺校卒業の重水桃夏さんがそれぞれの母校でステージに立ち、代表内田聡一郎さんが両校のステージに立つという構成で、モードな作品を展示。続く意識改革セミナー(笑)では、まず内田氏が社会の競争原理収入という側面から説明。その競争を勝ち抜くための方法が教授されておりました。

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 氏のそうしたレクチャーの背景には、個々人の収入アップ云々もさることながら、理美容界全体の現状を少しでもアップさせたいといった、ある種「憂い」のような感情も読み取れ、知ってか知らずか、学生もいつになく真剣な面持ちメモを取ったりスマホを撮ったり講習に聞き入ったりしているようでありました。

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 そんな内田氏のセミナーを聴くにつけ、たぶん、世の中を良くするにはドラスティック大変革というよりも、つまるところは個々人小さな積み重ねしかないのかもしれず、その原動力は「憂い」なのかもしれない、と思った次第。

 ということで、個人の能力を超えた事柄への「憂い」は必要ない、としたワタクシめの情けない諦めの前言は、撤回するに至ったのであります。

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