毎年、夏の終わりに全国大会が行われている『SASSOON SCHOOLSHIP STUDENT HAIRCUT CONTEST』が今年も開催され、みごと渋谷校2年の小菅 凛（こすげ りん）さんが優勝を飾って全国の頂点に立った他、渋谷校と国分寺校併せて3位、4位、5位、6位入賞2名、それにカラー特別賞を獲得しました。

　このコンテスト、出場者のなかには高校生の頃から好成績を目指して本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）に入学する学生もいるそうで、入学と同時に準備を始め、モデルも相当に早くから目星をつけている学生もいるのだそう。ある意味、このコンテスト最大の壁は何といってもこのモデル選びにあるようで、最終的にモデルが決まらないがために出場を断念する学生もいるのだとか。

　このコンテストでの採点ポイントにはスーツアビリティ（似合い性）という項目があるため、表現するカットスタイルも選んだモデルによって左右されてしまうといっても過言ではなく、まさに技術者とモデルが二人三脚で挑戦するのがこのコンテストの特徴といえそう。まぁ他のコンテストもそういう面はあるのだが…。

　そのせいかサスーンカットコンテスト出場者は例年、異口同音にモデルへの感謝を口にしており、就職してサロンワークするにあたって最も大切になる『お客さまへの感謝』に必要な感謝する心が自然に身につくといったコンテストになっているもよう。

　世の中に数多あるコンテスト。サスーンカットコンテストに限らず、コンテストというものに出場することは技術の向上に役立つのはもちろんのこと、ココロの育成にも効果大なのでありましょう。