- 24.02.14
島田髷1500年の物語
過日、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)に本拠を置く『美容考古学研究所』(村田孝子 所長)が、『第2回 美容考古学フォーラム』を開講した。
この日のテーマは『島田髷の移り変わりに見る、日本女性の美意識』。
「島田髷」(しまだまげ)といえば、現代の花嫁さんが着ける日本髪かつらの原形で、日本髪の4番バッター。否、MLBだと2番バッターか。そんなことはどうでもいいが、とにかく代表格。
そのレキシは長く、古くは古墳時代の埴輪(はにわ)にも見られる髪型なのだそうで、『古墳島田』なんて名前で呼ばれたりしているのだそう。
と、ここでおさらい。
古墳時代とは、3世紀(200年代)中頃から7世紀(600年代)末にかけての時代区分を指し、縄文から弥生に続く時代(かつては大和政権が開かれたので大和時代ともいった)をいうのだそうで、出土する『古墳島田』の埴輪は6世紀頃の作が多いのだそう。
で、ハナシを戻すと、今の形に近い「島田髷」の登場は江戸時代初期(1600年代)ということなので、このことから「島田髷」はなんと1100年という途方もない時間をかけて変化してきたということがうかがえ、そこから更に500年を経た現代の花嫁さんが『文金高島田』(ぶんきんたかしまだ)という「島田髷」の発展型かつらを着けているという驚き。ヘアスタイルに寄せる飽くなき女性の情念みたいなものがメラメラと燃え立つようであります。
時に、この日講師を務めた同研究所/村田所長の微にいり細にいった「島田髷1500年の物語」の講義を受けた受講者の皆さんも、1500年に及んだ女性の飽くなき情念に絆(ほだ)されて、足をフラつかせながら会場を後にしたとかしなかったとか…、なんちゃって。
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