いつまでもプレイヤーにこだわりたい
山本 真資さん #トップスタイリスト #副店長 #美容師
怒られるかもしれませんが学生時代はPEEK-A-BOOの名前も、創立者の川島文夫先生のことも名前を聞いた事があるくらいにしか知りませんでした。
PEEK-A-BOOが銀座に進出した年に入社したのですが、アシスタントの時にみんな一度は移動して色んな店舗を経験します。僕は銀座の並木通り店と今配属の中央通り店しか知りません。中堅以上で、移動の経験がほとんどないのは多分僕だけだと思います。
でもそのおかげで、新人の時を知ってくださっているお客様には「山本くんも副店長なんだ」なんて言っていただけます。
元々PEEK-A-BOOは家族何代も通ってくださるお客様が多いので、学生の頃から担当させていただいたお客様が結婚されて、そのお子様もカットさせて頂く、そんな素敵なつながりがあります。
僕には男性のお客様もたくさんいらっしゃいます。考えてみると、自分の友だちよりも、そうしたお客様の方が頻繁にお会いしている気がします。お客様は月に1度は来店してくださりますが、友だちで、月1で会う人って、あまりいませんよね。こういう人と人とのつながりがPEEK-A-BOO 、そして美容師の魅力であり力だと思います。
将来にどうなっていきたいか?はまだわかりませんが1つ確実に言えることは「生涯プレーヤーでいたい」ということです。独立したいとか経営者になりたいということよりも、まずはプレーヤーでいたい。これは新人の頃から変わらない気持ちです。
自分の座右の銘にしている言葉「一生青春、一生勉強」は、川島文夫先生の言葉です。先生もずっとプレーヤーです!僕もそうありたいと考えています。少しでも先生や尊敬する先輩のアートディレクターに近づけるようこれからも頑張り続けたいです。
(2024年1月19日取材/文・篠原博昭/写真・山口貴弘)
レベルアップは自分との勝負
森田 大樹さん #シニアスタイリスト #美容師
サロンワークはお客様との特別な時間ですが、コンテスト出場や作品撮影も楽しんでいます。100%自分のやりたいことをデザインできるコンテストは自分のクリエイションの幅を広げるチャンス。結果が思わしくないとその度に悔しいしガッカリします。でも、作品が審査員に選ばれなかった理由を考えて、違う技術やデザインを試す時間がとても好きなのです。
入社1年目のアシスタント時代は、美容師に向いているか悩んで苦しんだ時期でした。自分なりに頑張っているのに、せっかく来てくださった先輩スタイリストのお客様を笑顔でお帰りいただくアシストが出来ていなかったこともあったと思います。スタイリストの先輩が、ひとりのお客様にどんな思いで接しているか…それを想像すると悔しく情けなかった。「来てよかった」と感じる理由はお客様によって違う。話しかけて欲しい方がいれば、技術に厳しい方もいることを思い知りました。
そんな1年目の頃を思い出しながら、アシスタントたちにはさまざまな接客の形があることを伝えています。「こうした方が良い」という正解はなく、そのお客様が何を求めているかを想像することが先です。分からなければまずはスタイリストをよく見ること。スタイリストとお客様の会話を聞いていると、その中にどうやって入ったら良いか分かるし、逆に入らない方がいい、というのも分かってくるはずです。
サロンワークとコンテストはどちらも私にとって欠かせません。両方があることで自分を試し、レベルアップできる。
どちらも努力を続けなければ嬉しい結果につながらないものです。技術は高く、人間としての魅力は深く、変わらない自分らしさの芯を強く。それがデザインを発信し続ける力になる、と信じています。
でもそろそろ、誰もが知っている大会で優勝、といった、コンテストでの華やかな実績も欲しいですね!
(2024年1月19日取材/文・清水理子/写真・山口貴弘)
お客様にたくさんのハッピーを!!
堤 有貴さん #シニアスタイリスト #美容師
強いクセ毛で上手くまとまらない髪が、幼い頃からコンプレックスでした。小学生になり、母に連れられ初めて美容室に行き、髪を切ってもらいました。それは魔法のような体験でした。髪の毛ひとつでこんなに気分が上がり、ハッピーになれるなんて!目の前の美容師さんがまるで魔法使いみたいに感じられ、美容室に行く度、美容師さんへの憧れはますます強くなりました。小学3、4年生の頃にはすでに、将来の夢は「美容師」と決めていました。
高校生になり、家族で東京に越してきてからは、お金はないけれどオシャレが大好き、いろいろなヘアスタイルにもチャレンジしたい私は、さまざまなサロンのカットモデルをしました。デビュー前の美容師さんと話せて、サロンの雰囲気を知る絶好の機会、自身の夢のためにも結構どん欲に情報収集していました。国際文化に入ってからは、とにかく負けず嫌いな性格なので、勉強はそこそこですが(笑)、技術は負けたくなくて、多くのコンテストにも挑戦。結果へのこだわりも強く、いつも一番になりたいと思っていました。
学生時代はそこそこ成績も残していたし、それなりに自信もありました。しかしいざ、技術者集団PEEK-A-BOOに入社してみると…すぐに鼻をへし折られました。世の中にはこんなに上手い人達がいるんだ!自分は中の下くらい、もっともっと努力しないと追いつかない。代表の川島先生を筆頭に、高い技術を持った先輩、同僚、後輩がPEEK-A-BOOにはたくさんいます。
美容師という仕事は、本当に素敵な仕事です。毎日いろいろなお客様の髪をキレイにして、喜んでもらえる。自分の好きな事で人を幸せにできる最高の仕事です。このお正月、滋賀にある母の実家に帰省しました。祖母を筆頭に、私に髪を切ってもらうのを皆が心待ちにしてくれていて、家族の笑顔にたくさんのハッピーをもらいました。小学生の時、目の前に現れた魔法使いの美容師さん。今度は私が、お客様にとっての魔法使いになれるように、これからもずっと美容漬けの毎日を過ごしていきたいと思っています。
(2024年1月19日取材/文・齋藤久子/写真・山口貴弘)
美容理容の世界を目指す後輩たちへ…
山本さん
この仕事は目の前の人の人生にたずさわれる仕事。人をステキにして、元気を与えられて(元気をもらうことも多々あり)、お客様とともに歳を重ねていける最高の仕事です!!
森田さん
自分の信じる道を、突き進んでください。学生時代はできる限りのことに挑戦してほしいです。相手がいて成り立つ仕事なので、人を大切に。時には柔軟に譲り合う。感謝の気持ちも忘れないでくださいね。
堤さん
学生時代に学んだことは、全て自分の身になっていると思いますが、なかでもマナーや礼儀作法の授業は、社会に出てからすごくタメになりました。また、授業、テスト、コンテストなど、何かの結果を出すために必死に努力した数々の経験が、今の自分に生きていると思います。
銀座中央通り店代表 堀内さんより
PEEK-A-BOOに来てくれたスタッフ、これから入ってくださる人たちには、技術はもちろんですが、まず人間性を磨いてほしいと思います。国際文化も、つくす心、挨拶の大切さと言ったことをものすごく大事にしてますよね。誰よりも先に気がつくということは、それだけお客さまへのおもてなしができるということ、そういうことができる人がいいですね。
左から、堤さん、山本さん、森田さん。銀座中央通り店代表の堀内邦雄さん
山本 真資(やまもと まさし)
PEEK-A-BOO銀座中央通り店トップスタイリスト/副店長。東京都武蔵村山市出身。2008年3月国分寺校美容科卒業。同年4月PEEK-A-BOO入社、勤続17年目。趣味はバスケットボール。
インスタアカウント→@masashi_yamamoto
森田 大樹(もりた ひろき)
PEEK-A-BOO銀座中央通り店シニアスタイリスト。埼玉県出身。2015年3月渋谷校美容科卒業、同年4月PEEK-A-BOO入社。2018年8月スタイリストデビュー、2021年10月シニアスタイリスト。PEEK-A-BOO社内コンテスト優勝3回。在学中はサスーン全国大会3位。
インスタ→@peekaboo_moritahiroki
堤 有貴(つつみ ゆうき)
PEEK-A-BOO銀座中央通り店シニアスタイリスト。滋賀県出身。2016年3月渋谷校美容科卒業、同年4月PEEK-A-BOO入社、勤続9年目。趣味は映画・ミュージカル・アニメ鑑賞。座右の銘は「幸運の女神には前髪しかない」。
インスタ→@yukttm
PEEK-A-BOO
PEEK-A-BOOホームページ
銀座中央通り店:東京都中央区銀座2-6-16 ブシュロン銀座ビル10F
TEL:03-3562-8860
インスタ→@peekaboosalonsofficial
ロンドンのサスーンカットをベースに、日本人の髪質に合わせ独自に発展を遂げたカット理論で美容界を席巻するカッター集団。カットの銘店と謳われている。原宿、表参道、銀座、新宿など都内9店舗を展開。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。