小平 悟さん　#vieスタイリスト #美容師

高校時代は部活に打ち込んでいました。部活の後はバイトして。専門学校に入ったら「部活」が「美容」に変わっただけで、朝夕の練習は同じように続けていました。
気が向いた時や調子が良い時だけ練習するわけではなかったから、日によって、疲れている、寝不足、元気すぎる、とかいろんな気分がありました。毎日の練習の中で、体調に左右されやすい技術が何か、どんな気分でも安定してできている技術は何か…など、弱点や強みが見えてくる。どんな体調であっても安定してできる技術が「自分の力」だということがわかるようになりました。
こういうと、すんなり技術習得をしてきたようですが、そういうわけではなくて。就職してからはシャンプーひとつにしても、お客様一人ひとり異なる髪質に合わせて施術するので苦労しました。お客様の要望に応えるカットができず、先輩に手直しをお願いしてしまったこともあります。「少しできるようになった」「できるようになった」、そこからが踏ん張りどころ。失敗を恐れず、積極的に店のスタッフに質問をしました。「もっとこうしたい」と思ったらまず自分はどうするか考えて、わからなければ聞く。それを繰り返して、より多くの髪質、さらに多くのお客様に対応できるようになっていきました。
例えば、面接練習のとき、一つの質問に対する答えを完璧に暗記しても、全く別の質問をされると答えられなくなると思います。一方で、いつも「なぜ、これをやるのか」「なぜ、そう思うのか」を問いかけ、答えを考える癖をつけておけば、どんな角度から思いもよらない質問をされても、答えられると思うのです。それと同様に、いろいろな髪質でいろいろなお客様に対して自分ならどうするかをたくさん考えて、たくさん聞いて、何度もやってみる。
いつも自分の行動に対して理由を問い、答えられる癖をつけておく。高校生からできる大切なことです。
（2024年12月5日取材撮影／文・清水理子／撮影・山口貴弘）

中田 しおりさん　#raffineスタイリスト #美容師

スタイリストデビューしたばかりの頃、切ったことのないヘアスタイルをオーダーされて困ったことがあります。慌てて裏で先輩に切り方を教わりました。初めて切るスタイルだったけれど、なんとか無事に、お客さまにもご満足いただけるスタイルに仕上げることができました。
ZACCには、代表の高橋を筆頭に、技術も経験値も高いスタイリストが数多く在籍しています。分からないことをすぐ聞ける、教えてもらえる…とても心強く、困ったときにも安心です。
ZACCにいらっしゃるお客さまの年代、性別、職業、ライフスタイルはさまざま。求められるスタイルの幅が広く、技術も接客も高いレベルを要求されます。諸先輩方の施術の様子をじっと観察するだけでも勉強になることがたくさんあり、自身の技術研鑽につながり、デザインパターンも広がります。とても恵まれた環境で、技術も心も学ばせていただき、今ではどんなスタイルも一通り不安なく、こなせるようになりました。
美容師としての土台といいますか、技術や心構えのようなものは、専門学校を卒業して最初に働いたサロンで形作られる部分が大きいと思っています。
「最初にどのサロンを選ぶか？」はとても大事な選択。 私は、ZACCを選んで本当に良かったと思っています。
（2024年12月5日取材撮影／文・斎藤久子／撮影・山口貴弘）

Q.美容師を目指した理由は？

両親が美容師だったから、美容は身近な職業でしたが、体育教諭や調理師とも迷っていました。真剣に進路を考えた時、私は見ず知らずの方に道を聞かれることが多かったり、話しかけられやすいことに気づいて。それなら人と距離が近い接客業が向いているかもしれない、と気づいたことが進路決定の決め手でした。

Q.どんな学生だった？

比較的学科は得意、実技の習得は早い方ではなかったため放課後によく実技の練習をしていました。学生時代の練習の習慣が、就職してからも役立っていると思います。

Q.美容師を目指した理由は？

小さい頃って、母親に髪型とか可愛くしてもらいたいじゃないですか。でも私の母は全く髪の毛のことができなくて、髪を可愛くするには自分でやるしかなかったんです。見様見真似でやっていたら自分でできるようになり、友達にもやってあげたりしていました。

Q.学生時代に頑張ったことは？

めちゃくちゃワインディングを頑張りました。入学して最初のワインディングのテストで、クラス1位になったのですが、それで安心してしまって練習しなくなった。そうしたら頑張って練習していた人たちに追い抜かれ、悔しくて、それからはワインディングを頑張っている皆と一緒に、競いながら練習しました。でも学年トップ3の壁が高く、なかなか食い込めなかった。最後の最後に2位になれた時は嬉しかったです。結果を求めるならとにかく努力することを、この経験で学びました。

ZACC代表 高橋 和義さん

小平 悟さん評

見た目の好感度も高く、淡々とした印象。物事に動じずに淡々と仕事をこなす姿勢がお客さまに安心感を与え、本人も自信をもって技術を行っているようです。このまま自信をもって日々の仕事をこなし、より一層成長してほしいと思っています。

中田 しおりさん評

私には未だ入社当時の幼い印象のままの中田さんですが、「そのまま素直に育ってほしい」と願った通りに成長し、彼女がもともと持っている雰囲気もあり、お客さまに愛され、気配りができ、若いスタッフからも頼りにされる立派なスタイリストになりました。

小平 悟さん（こだいら さとる）

ZACC vieスタイリスト。東京都出身。2013年3月渋谷校美容科卒業。4月ZACC入社、5年のアシスタント期間を経てスタイリスト。両親ともに美容師。心掛けているのは「何かに迷ったり、新しいことにチャレンジする時"原点回帰"を心がけること」と「素直」。
インスタ→@kodaira_satoru

中田 しおり（なかた しおり）

ZACCraffineスタイリスト。長野県出身。2017年3月渋谷校美容科卒業、同年4月ZACC入社。趣味はドラマ鑑賞、座右の銘は「情けは人の為ならず」。
インスタ→@shiooooooori.n

ZACC

ZACCホームページ
東京都港区北青山3-11-7 Aoビル4F
TEL：03-5468-5882
インスタ→ @zacc_hairsalon
つねに時代の先をいき、美容界を牽引し続けるカミカリスマ・高橋和義氏が率いるトップサロン。モデルや女優など"美しさ"を仕事にする著名人も多く通い、髪を知り尽くしたプロがつくるヘアケア製品も人気が高い。