徳増 なつみさん　#boy tokyoスタイリスト #美容師

boyには部活があるんです。ヘア以外のことにも興味を持って勉強し続けることが推奨されていて、私は今、料理部に在籍しています。料理部では、料理はもちろん、料理を盛る器のこと、例えば器アーティストの作品を観に行って、その体験や情報を共有したりしています。新しい気付きがあり、世界観が広がります。
boyには「美容師になってはいけません」という社訓があります。それは美容師という枠にまとまらずに、美容を通してカッコいい人間を目指すということ。そのためには、髪の毛のことだけでなく、食事、建築、旅、書籍、世界情勢、地球環境、愛と平和など、生活から思想哲学に至るまで身の回りのいろいろなことに興味を持ち、つねに勉強し続けることが大切。私もふだんから、興味のあるもの、好きなものを集めてコラージュしたり、休みの日には美術館や旅行に行ったりして勉強しています。
最近は特化型美容師が注目されていたりします。自分を売るために、それは一つの方法、集客のきっかけだとは思います。
でも私は、なんでもこなせる「オールマイティな美容師」になりたいと思っています。
美容師は、お客さま一人ひとりの人生にずっと携わる仕事です。お客さまの長い人生の中で、ライフスタイルは変化し、どんな髪型にしたいか、どんなイメージを求めているかは、その時々で異なります。お客さまによってもさまざまです。その多様なニーズに応え、お客さまと一緒に最適解を見出し、さらに新鮮な提案ができるようにデザインバリエーションを広げたい。人間としての厚みを増していきたい。
そのためにも、技術を磨き、知識を増やし、自己研鑽を重ねる毎日です。
（2024年12月19日取材撮影／文・斎藤久子／撮影・横関一浩）

Q.東京進学、国際文化に決めたのはいつ頃？

若いうちに東京かどこかに出たいと思っていて、海が好きだから沖縄もいいかなと思ったけれど、沖縄は年をとってからでもイイ、やっぱり若いうちなら東京だ!!と、上京することは決めていました。高校生の時は陸上を頑張っていたのですが、2年生になったら部活に集中したかったので、高校1年の春休みに国際文化を見学して、それで国際文化に行くって決めちゃいました。

Q.boy入社のきっかけ、選んだ理由は？

学生時代にモデハンで声を掛けていただいてboyに通い、いろいろなスタイリストさんの施術を受けました。就職活動では、他のサロンにも行ってみましたが、boyみたいなサロンは他にはなかったし、なにより代表の「HAZUSHI」の本を読んで感銘を受け、boyで働きたいと強く思いました。

徳増 なつみ（とくます なつみ）

boyトップスタイリスト。愛媛県出身。2017年3月渋谷校美容科卒業、同年4月boy入社。趣味・好きなこと＞旅、海、読書。自分の好きなものをノートに貼り付けてコラージュ。boyでは料理部に在籍。
インスタ→natsumi___boy

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boyホームページ
東京都渋谷区神宮前2-18-15
TEL：03-5786-0045
インスタ→＠boy_hairsalon
ヴィダルサスーンアートディレクターとしてロンドンを拠点に活躍していた茂木正行氏が、帰国後の1983年にパートナーの星名陽子氏と共に設立したboy。茂木氏が提唱した独自のカット技法＆哲学「HAZUSHI」は業界に革新をもたらした。boyには同氏を筆頭に個性豊かなスタッフが集い、トータルビューティサロンとしてお客さま一人ひとりの人生に寄り添い、ともに物語を紡いでいる