いちばん大切なのは、続けること
奈良 裕也さん #アートディレクター
クールで、スマート、ファッションセンスも抜群。一見、近寄りがたくも見えるが、実は人間味に溢れた優しい人柄。「悩むこともプレッシャーを感じることも、もちろん、あります。講習会などで 大人数を前にすると緊張するし、来てくれた方が 飽きずに喜ぶことを考えます。人見知りなので誤解されやすいんですが、サロンワークでもヘアショーでも、人に対しては真摯に向き合ってます。美容師ってそういう職業だと思うんです」。
奈良さんが注目されるのは、好きなこと(=輝く場所)を見つけるアンテナが鋭いからなのかもしれない。「直感があるほうだと思います。仕事も遊びも “イイナ” と思ったことをやってみる。ヘアショーの テーマや 構成、演出、モデルや 衣装を決めるときも、イメージして想像して、ひらめくことが多いんです」。
学生時代も アンテナを張り巡らせて大いに遊んだそうだ。ヘアカットモデルや パリコレのショーモデルを経験するなど “イイナ” という直感を信じて人との縁を広げていった。アシスタント時代の厳しかった経験も伺ったが、すぐに奈良さんはこう言った。「でも大変だとか、怒られたとか、グチばかりじゃ楽しいことってあるわけない。楽しみって自分から探して見つけるものですよね」。
分からないことは すぐに誰かに聞くという。「特に、メイクについては知らないことも多いから、素直に教えてくださいって(笑)。最近では...つけまつげのこと。つけまつげって いろんなメーカーが作ってて...。どれが使いやすい?って 知り合いのメイクさんに相談しました」。
奈良さんのようになるために、なにをすべきか? と聞くと、今 彼が存在する最も大きな理由は、直感でも 勤勉さでもなく “続けてきたこと” なのだという。「美容師は地味な仕事だし、キツいことも多い。でも そのなかから楽しみを見つけて乗り越えることが大切なんです。迷っている人がいたら、あきらめずに続けて、と伝えたい」。
奈良さんが好きなものを紹介
取材当日、「いま手元にある "奈良さんが好きなもの" を撮影させてください」と、お願いしたところ...いきなりにも関わらず、見せてくださいました!
1. Cure COLOR TREATMENT カラートリートメント
「ブリーチされた髪なら、10分くらいでカラーリングできるので、ヘアメイクの撮影のときにすごく便利」
2. LOUIS VUITTON CUBE MAGNET〔ルイヴィトン キューブ マグネット〕
さいころ型のゲーム&マグネット。「LV関係者の方にノベルティとしていただきました。キレイですよね」
3. V magazine(総集版)
ファッション、アート、音楽、映画、建築などを美しいビジュアルで納めた高級ファッション誌の総集版。「スタイルの参考にすることも、ただ見るだけのことも。ケイトモスのヒゲは、当時新鮮な気持ちで見てました」
4. アクセサリー
"PAM" のシルバーネックレスと、「手首に少し金属アレルギーがあるので」と手元はスタッズ付の革のブレスレット
5. GIVENCHYのゴールドスタッズ付シャツ
「バックヤードに置いたままでよかった」と持って来てくださったのは2シーズンくらい前のGIVENCHY。「家が服だらけ」というほど fashion好きな奈良さん、これはオーバーサイズもデザインが気に入って購入したそう。奈良 裕也(なら ゆうや)
平成11年(1999年3月)渋谷校卒業。SHIMA HARAJUKU アートディレクター。埼玉県出身。SHIMA入社後、アシスタント期間は2年半。サロンワーク、ヘアショー、セミナー講師、コンテスト審査など幅広く活躍中。プライベートでの音楽活動や、ファッションセンスにもファンが多い。国内外のアーティストやタレントからのヘアメイク指名も多く、最近ではLADY GAGA(レディー・ガガ)や オルセン姉妹も手掛けた。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。