Stay hungly,stay foolish!!
森澤 健さん #ヘアスタイリスト
美容師になったのは海外に行くため。技術があれば、腕一本で世界中どこでもやっていけると考えたからです。
卒業後は日本の美容室で4年間働き、25歳のときに旅に出ました。目的は"世界中の人の髪をカットしながら生活する"こと!最初のお客様はニューヨークのセントラルパークにいた男性でした。当時は語学が全然ダメだったので、身振り手振りで「チョキチョキ、OK?」と声をかけて。すごく喜んでくれて、ハグして別れました。これは旅中ずっとそうしていたのですが、カットの対価はお客様に一任。相手によってハグだけだったり、チップ、宿や食事の提供、次の目的地までものすごい距離(関東から九州くらいの距離)を車で乗せていってくれた人もいました。一番多くの人を切ったインドでは、別の国に移動する直前に「この国ではまだ一人も切ってないな」と思い道端でカットを始めたら、いつの間にか大行列になって最終的には1日で60人切ることに。最後の方はもう疲れちゃって、でも並んでくれている人を断るわけにもいかず暗くなるまで切り続けました。
日本を出る時に貯めていた資金は100万円。当初はこれで半年ほどアメリカ大陸を放浪しようと思っていましたが、予想以上に色々な方から支援してもらえて2年間・80カ国以上の長旅になりました。今はもう長いこと日本で美容師をしていますが、これからも僕にしか出来ないやり方でNORAというブランドを広げていきたい。日本の美容を、どんどん世界に発信していきたいです。
森澤さんに聞きました!!
Q.世界一周して得たもの
さまざまな人種、文化に触れて、異国の良いところも悪いところも肌で感じたこと。見知らぬ人にビックリするくらい良くしてもらうこともあれば、下心を持って近づいてくる人や平気で嘘をつく人にも沢山出会いました。また、海外から見た日本は母国ながら知らないことが沢山あって、もっと色々と知りたくなったり。あと、海外からいらしたお客様の母国はだいたい訪れているので、話のタネには困りません!
Q.印象深いエピソード
インパクトが強いのは南米で強盗に遭って命の危険を感じたこと。逃げようとしたら拳銃をつきつけられ、アジトに連れて行かれました。死を覚悟しながら「僕は美容師だ。金はないけど髪は切れる!」と懇願したら『じゃあ切ってみろ』と。当時クリスティアーノ・ロナウドがすごくカッコいい髪型をしていたので、ブルブル震えながら必死でそれを再現してみたら、相手のテンションがみるみる上っていくのがわかって、6人いた強盗全員が『同じ髪型にしてくれ』と。最後には『この辺りはものすごく危険だから気をつけろ』ってホテルのすぐ近くまで送ってくれて握手までしました。いや、危険なのはお前らだろって(笑)。今となっては笑い話だけど、万に一つの幸運で殺されずに済んだだけ。どんな時もハサミだけは身につけていてよかったです。
森澤 健(もりさわ けん)
NORA HAIR SALONシニアマネージャー。熊本県出身。2003年3月渋谷校卒業。都内2店舗を経て、渡航。帰国後NORAに入社。店長を務めたのち、シニアマネージャーに就任。
インスタ→@zoddoken
世界一周ブログ→http://zoddoken.blog96.fc2.com/
NORA HAIR SALON
NORA HAIR SALONホームページ
東京都港区南青山5-3-10 FROM-1st BF
TEL:03-6419-9933
お客様一人ひとりが「理想的な自分」に近づいていけるよう、ワクワクする美容の楽しさを提供することがテーマのサロン。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。