美容師になって26年。培った経験で"唯一無二"の存在に
伊藤 真美さん #ヘアスタイリスト
私は、人に"頼られること"でモチベーションが上がる性格なので、人に"指名"される"美容"という仕事に魅力を感じていました。加えて、美容師になるなら"代え"の効かない存在になりたくて、自分を高めるために学校も一番厳しいと云われた国際文化を選んだし、トップサロンに就職もしました。
でも、そのサロンで大きな壁が現れました。"努力"だけではどうにもならないもの。"センス"という怪物でした。
同じ"リクツ"でスタイリングしても"同じ"にならない。25歳の時、自分の"センス"に自信を失いました。このままでは"代えの効かない存在"になれない…。美容を辞めようと思いました。そんな時、憧れの先輩が独立するというので、藁(わら)にもすがる思いで立ち上げに参加しました。
環境が変わった私は"センス"を磨こうと、"ハイセンス"といわれるものに身を委ねました。10年もがいて、やっと"自分なりの基準"が明確になった気がしました。
それから10年。今は、元来の"白黒ハッキリ"の性格も相まって、培ってきた"美容のプロ"という"プライド"から、お客様にかなりハッキリした提案(ヘアスタイルに留まらず、ファッションやライフスタイルにまで)ができるようになり、却ってそれが好評なようで、"アーティスト"と呼ばれるような方も多く顧客になっていただいています。
でも、"美"を生みだすことを生業にしている人に"美"を提供するのは、本当に怖いもので、私自身の"美学"だったり"哲学"だったりが"揺れ"ていると太刀打ちできません。どのお客様にとっても代えの効かない"唯一無二"の存在になれるよう、日々、精進するのみです。
伊藤さんに聞きました!!
Q.将来設計を教えて下さい
70歳になっても現役で働いていたいですね。私にとって重要なのは"お客様にとって唯一無二の存在"であり続けることなので、働く場所はそれが青山であってもどこかの商店街であっても問題ありません。ただ、私の提案とお客様の求めるものに大きな"差"が出て来たらキッパリ辞めると思います。
Q.オフは何をしていますか?
オフは、釣りやキャンプなどアウトドアで過ごすことが多いですね。でも、"遊び"から仕事に生かせるインスピレーションを得たいと思っているので、仕事を完全に離れたオフというのはないのかもしれません。
伊藤 真美(いとう まみ)
salon MANI/ヘアスタイリスト。1993年3月渋谷校美容科卒業。東京都出身。都内1店舗を経て、サロン立ち上げから参加。現在、サロンワークを中心にヘアメイクとしても活躍。
MANI
MANIホームページ
東京都港区南青山5-5-25 T-Place B-2F
TEL:03-5464-2272
『空気、言葉、スタッフの振舞い、ヘアスタイル。MANIの作り出す全てを通じ"今"を感じさせることを"生業"とする』をモットーに、南青山からミニマム&モダンなショートヘアを発信し続けるヘアサロン。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。