「石の上にも三年」とはよく言ったものだ。3年続ければ、できることが増えて楽しくなってくる
池田 裕介さん #理容師 #スタイリスト
理容師になったきっかけは…ホントたまたま。僕、もともとは美容師を目指していたんです。中学2年の頃、ギャル男が流行っていて、髪をいじるのが好きだったから、美容師もいいなぁって。それで高校生の時、ネットで国際文化のオープンキャンパスに申し込んだ。でも間違って理容体験を申し込んでいた。まあ折角だからと参加してみたら、たまたまTHE BARBERのサロン体験をしていて、初めてヘッドスパを体験した。すごく気持ち良かった。そこでTHE BARBERのスタッフの方と直接いろいろな話をして、メンズヘアに興味があったので、理容師もいいかなぁと思い、理容科に進路変更したんです。
新卒でTHE BARBERに入社して7年。
最近は自身のキャパが広くなったというか、あまりガツガツしなくなった。自然体でお客さまと接することができている。お客さまに楽しんでもらいたいという思いが強い。同時に自分も大いに楽しんでいる。僕のお客さまは自分と似たような、話したがりの方が多いので、お互いずっとしょうもない話をして盛り上がっている。カットに来ているというより話に来ている感じだ。先日、スタイリストデビュー時から担当しているお客さまが結婚され、結婚式のヘアを担当させていただいた。大学、就職、結婚…、一人の人生に、その節目にずっと関わっていると思うと感慨深かった。
振り返ればアシスタント時代はやっぱり大変だった。入社してすぐはできることも少ないし、先輩から叱られることも多い。自分の時間はほとんどない。でも辞めたいと思ったことは一度もない。見返したいという気持ちの方が強かった。
「石の上にも三年」とはよく言ったものだと思う。3年続ければ、そこを乗り越えれば、その先は結構楽にいけると思う。それまでつまらないと感じていたことも楽しく思えたりする。年数と経験を重ねて自分にできることがどんどん増えてくると、ますます楽しくなってくるものだ。下積みで辞めてしまったらもったいない。
(2021年11月18日取材/文・斎藤久子/写真・山口貴弘)
強みを活かして、お客さまに癒やしを提供
若林 夢子さん #理容師 #アシスタント
昔から人にマッサージをするのが好きで、高校生の時はリラクゼーションサロンでアルバイトをしていました。直接肌に触れてコリをほぐしたりお疲れを改善していただくことにやりがいを感じ、エステティシャンを目指すべく理容科に進学。国際文化ではエステの課外授業も受講していましたが、メンズカットの技術が想像以上に面白くハマってしまい、悩んだすえ理容師に進路変更して新卒でTHE BARBERに入社しました。
日本橋髙島屋S.C.店は百貨店内のサロンなので全店舗の中でも一番女性客が多く、ヘッドスパなどのヒーリングメニューに入ることがとても多いです。自分としても、これまで学んできたエステの技術が活かせるのでとても嬉しく思っています。
接客は、お客様の雰囲気を見て過不足ない対応を心がけています。施術中はお客様のお顔をしっかりと見て、微細な反応でも汲み取れるように気を配っています。お帰りの際になにげなく「良かったよ」とひと言、言っていただけるだけで嬉しいし、どこが気に入っていただけたのかをよく考えて次回に繋げるようにしています。まだアシスタントですが、お客様にシャンプー指名をしていただいたり、なかには自分の店舗異動についてきてくれる方も。カットはもちろん好きですが、ヒーリングメニューも自分の強みとしてもっともっと高めていきたいです。
(2021年11月18日取材/文・芳士戸美帆/写真・山口貴弘)
池田 裕介さん、若林 夢子さんに聞きました!
Q.学生時代にやっておいたほうがいいと思うことは?
アシスタント時代の2〜3年はやっぱり大変、自分の時間はほとんど持てないと思っていたほうがいい。学生時代の一日一日を大切に、何でもいいから、いろいろな経験をしてこだわりを増やしておくと、社会人になってから活きてくると思う。(池田さん)
Q.サロンワーク、印象に残っているエピソード
初めてのシャンプー指名は入社2年目の時に広尾店で。とても寡黙なお客様で、ご満足いただけたか読み取れなかったのですが、帰り際に「次回もまたお願いしていいですか?」と言っていただき、とても嬉しかったことが強く印象に残っています。(若林さん)
Q.後輩たちへのメッセージ
アシスタント時代に心が折れて辞めてしまう人も多いけれど、2、3年頑張ってスタイリストになれば、少し楽になるし、自分ができることが増えてくるとより楽しくなってくる。すぐに諦めずに続けてほしい。(池田さん)
働き始めると想像と違っていたり、上手くいかないこともたくさんありますが、お客さまから直接「ありがとう、良かったよ」などと言われるととても嬉しいですし、やりがいを感じます。(若林さん)
from MANAGER
日本橋髙島屋S.C.店長 阿部 周平さん
百貨店の中にある日本橋髙島屋S.C.店。路面店との違いは?
百貨店の集客力、ブランドイメージもあり、髙島屋のお客さまがTHE BARBERのお客さまというケースが多い。ご夫婦でのお買い物中にご主人が散髪に立ち寄られ、とても良かったからと奥様に勧め、ご夫婦でお客さまになって下さったり、お買い物中に気にとめHP等で調べて来て下さる方も。それもあり、髙島屋店はTHE BARBER全店舗の中でも、女性のシェービングの需要、女性のお客さまの割合が高く、女性スタッフも多めにしています。紹介のお客さま、リピーターも多く、スタッフの頑張りもあり、お陰様でオープン以来3年間、ずっと売上の数字を伸ばし続けています(レコード更新中)。
池田 裕介(いけだ ゆうすけ)
THE BARBER日本橋髙島屋S.C.スタイリスト。2015年3月国分寺校理容科卒業。東京都八王子市出身。新卒でTHE BARBAERに入社、青山店勤務。入社2年目でスタイリストデビュー。2018年より日本橋髙島屋S.C.店オープニングスタッフとして勤務。趣味はバイク、キャンプ、観葉植物、熱帯魚、ゲームなど多彩。座右の銘は「思い立ったが吉日」。
若林 夢子(わかばやし ゆめこ)
THE BARBER日本橋髙島屋S.C.アシスタント。2019年3月渋谷校理容科卒業。東京都町田市出身。代官山店、広尾店を経て現在の日本橋髙島屋S.C.店に配属。趣味は美術館巡り、映画鑑賞。好きな映画は「ハリーポッター」で、俳優のジュード・ロウが好き。お休みの日は、ショッピングに行くことが多い。好きな言葉は「time is money」。
THE BARBER
THE BARBERホームページ
東京都中央区日本橋2-5-1 日本橋髙島屋S.C.新館5階
TEL:03-3241-1233
インスタ→@thebarber_official
ラグジュアリーな半個室空間で理容師の高い技術と心身ともにくつろげる癒しを提供。“すべてはお客さまのご期待にお応えするために”をコンセプトに、つねに進化しつづける、現在のバーバースタイルのパイオニアといえる理容サロン。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。