もっともっと技術を極めたい
凪音さん #ジュニアスタイリスト
幸保家は空手一家でした。父も母も兄も弟も空手をやっていました。もちろん僕も高3まで空手をやっていました。兄は空手で大学へ進学しましたが、僕は兄の後を追うのが嫌でした。手に職をつけたいと思いました。高3の夏、兄にVSOPというアメリカンスタイルのバーバーを教えてもらって訪れ、カッコよさに魅了されてバーバーになろうと思いました。 ネットで国際文化を見つけ、兄も下宿していた神奈川の祖母の家から通いました。2年間VSOPでバイトしました。1年間で100人カットする目標を立て、友人に声を掛けて無料でガレージカットみたいなことをしました。結局2年間で300人カットしました。
VSOPの縁で理容イベントに参加し、gentleman Barber(以下gB)を知りました。1年生が終わろうとする2月、新潟にあるgBへ行き、髪を切って貰いました。カットされながらこの店の技術とスタイルに魅了され、就職を決心しました。知らない土地でゼロからやりたいと思いました。 gBに就職し、新潟での生活が始まりました。友人どころか知り合いすらいないので、カットモデル探しに苦労しました。店に募集のボードを出して貰い、徐々にカット練習の場を確保しました。
就職する前は、早く独立して自分の店を持ちたいと思っていました。働いてみると、それまでの自分の技術がいかに上っ面なものだったか、思い知らされました。10月に開催された『フレッシュマンバーバーバトル2021』全国大会に東北地区代表で出場し、優勝しました。まわりはすごく褒めてくれますが、技術的にはまだまだ。もっともっと技術を極めたいので、独立云々はまだまだ先のことだと思っています。 (2021年12月2日取材/文と写真・田口淳一)
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gentleman Barber 代表 東城友秋さん
幸保くんには努力する才能があるようです。それと一つのことから十を知ろうとする意識が強い。 就職したい意志を伝えられた時は、うちでちゃんと育てられるのか不安がありましたが、彼の日々の姿を見ているとどんどん自分から育っていっているようで、そんな不安は取り越し苦労でしたね。
幸保 凪音(こうぼ なぎと)
gentleman Barberジュニアスタイリスト。茨城県神栖市出身。2021年3月、渋谷校理容科卒業。同年4月、新潟市のgentleman Barberに就職し現在に至る。同年11月に開催された全国規模の理容コンテスト『FRESHMAN BARBERBATTLE決勝』に東北地区代表として出場し、1年目技術者として前代未聞の『全国チャンピオン』に輝く。趣味は釣り(ボスに勧められる)と音楽鑑賞(HIPHOP)。
gentleman Barber
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TEL:025-249-0077
インスタ→@gentlemanbarber_tojo
男性らしく紳士的な髪型を作り上げるアメリカン・スタイルのバーバー。アメリカンなヴィンテージ感溢れる空間で、新潟発のダンディズムを提供し、ヘアスタイルに留まらずカルチャーを発信する理髪店。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。