鳥谷部 夢希さん　#エステティシャン

店長を任されていたエステサロンの移転をきっかけにJAMILをオープンして6年がたちます。
開業時、どんなお店にするか考えてまず決めたことは「自分がされて嫌だったことはしない！」。押し付けがましい接客や、当日契約すると大幅割引…など、お客様が疑問に感じる料金設定は一切しないようにしました。全ては、お客様に不安なく気持ちよく通っていただくため。人が人を美しくする、このエステティシャンという仕事に誇りを持っているし、一人でも多くの方にエステの魅力を知っていただきたいからです。
私自身、コンプレックスだった肌荒れや体型が、エステサロンに通うことで改善して人生が変わった経験があります。お客様からも、エステで自分に自信が持てるようになった、恋人ができたなど嬉しい報告をいただくことがあり、とてもやりがいを感じる瞬間です。
「仕事が趣味」と言い切れるくらい、エステが大好きだし天職だと思っています。四六時中美容のことを考えているし、休みの日は自分のメンテナンスと勉強を兼ねて他のサロンにいくことが多いです。美容の世界は一見華やかだけれど、実務の大半は地味なことばかり。でもコツコツ地道に努力し、それを継続すると、続けた人にしか見えない素晴らしい景色が待っています！
実は、両親が地元・青森県で理美容サロンを開業しています。まだまだ地方はエステティックが未発展の地域も多いです。そういう場所で、一人でも多くの方を施術したいし、もっと身近に感じてほしい。今後は、実家とコラボレーションしたり、エステサロンがない地域にも出店することが今の目標です。
（2021年11月29日取材/文・芳士戸美帆/写真・原田真理）

Q.学生時代に学んだこと

先生方が折に触れてお話してくださっていた「家族や周囲の方への感謝の気持を忘れずに」という言葉をとても大切にしています。仕事をするうえで人間関係はお金以上に大事なもの。今の自分があるのも、家族・友人・一緒に働くスタッフ・お客様など色々な方に助けていただき、感謝の気持ちを伝え続けてきたからこそだと思います。

Q.モットーは？

“タダで出来ることはしっかりやる！”。例えば水分をしっかり摂る（1日2リットルはあたりまえ！できればノンカフェインのものがおすすめ）、お風呂は湯船に毎日つかる、菓子パンやカップ麺は極力食べない、など。エステに頻繁に通えない方も多くいらっしゃるので、日常生活で気をつけられることは意識できたら良いと思います。

Q.接客するうえで気をつけていること

初回のお客様には、“初めて来た気にさせない”よう心がけています。
それは、“気安い接客”ではなく、“その方にとって心地良い距離感を探る”ということ。いつも、お客様にとって心から安らげる空間でありたいと思っています。

鳥谷部 夢希（とりやべ ゆき）

JAMIL代表。2011年3月国分寺校美容科卒業。青森県出身。好きなものは、美容全般、エステ、スパ、旅行、お酒、食べること。座右の銘は“好きこそものの上手なれ！！”。「学生時代、学科は苦手で学年順位も下から数えたほうが早いくらいでしたが、実技は好きで大得意でした！」

JAMIL

東京都台東区浅草橋1-8-6 キリークBOX203
TEL：03-5829-6129
インスタ→@ @jamil.asakusabashi
JAMIL（ジャミーラ）とはアラビア語で“美しい女性”。エステ経験豊富なスタッフが満足度重視の施術で“悩みのない肌”“理想の身体”へと導くプライベートサロン。特に人気のメニューは、根本から痩せ体質に変化させるハーブバンテージコース。