江川 鉄也さん　#美容師 #執行役員

美容師歴12年、現在は統括マネージャーとして4店舗の管理も任されているので、顧客管理、スタッフのフォロー、ウェブの管理、メーカーやディーラーとの商談など、プレイヤーとしてよりもマネージメント業務の比重が高いです。とはいえ、サロンワークも大好きですし、長年のお客さまは店舗を変えてもついてきて下さいます。ご本人に加えてお子様の七五三、成人式など、ご家族の節目をともに祝い喜べるのは、この仕事の醍醐味ですね。
私、今でもコンテストに出場しているんです。自身の技術研鑽のためというより、後輩に“背中を見せる”目的もあって。イディアノブは社員のコンテスト出場を積極的に応援しています。向上心の高さや勤怠への厳しさが国際文化の校風と似ているというか、当社で国際文化の卒業生が多く活躍してくれているのは、共通点が多いからかなぁと思います。
もう時効だと思うので打ち明けると、学生時代、国分寺校に実家の山梨から通っていたのですが、ある日、寝坊して、電車では絶対に間に合わないという緊急事態が発生!!車を飛ばしてなんとか登校時間に間に合わせたことがありました。国際文化って遅刻欠席にものすごく厳しいでしょう。焦りましたよ（笑）。
でもその厳しさは、社会人になってから大いに役立っています。スタッフをまとめる立場としても、遅刻欠勤の多い人には、安心して仕事を任せられないし、信頼できない。挨拶、時間厳守といった生活の根本のところは、やっぱり真面目が一番。
（2021年11月24日取材/文・齋藤久子/写真・山口貴弘）

清水 絢也さん　#美容師 #執行役員

プレイヤーは個人の結果だけれど、マネージャーはチームのサポート、まとめ役。チームがまとまり、チームでやらないと結果が出ない。スタッフとは、必ず一人一人、目を見て挨拶し、顔や表情、しぐさを見て、その時その時の状態を感じるようにしています。美容師として、長年多くのお客さまの顔を見てきてますし、経験値もあるので、顔を見ればある程度は察することができます。プレイヤーとしても現役なので、技術を通して分かり合えることも多い。問題があれば、本人の話をよく聞き、店長とも連携しながら解決策を考えます。
総じて、スタッフの悩みは、技術的なことより人間関係で問題を抱えている場合がほとんどです。人間関係の問題は、コミュニケーション不足が原因のことも多いのだけれど、店舗を異動することであっさり解決する場合もあります。私自身も、昔を振り返ると、職場に気の合う先輩がいたから辞めずに続けてこられたと思うし、職場の人間関係はとても大切です。
現在、会社としても大きなテーマである、スタッフの技術教育分野にも携わっていて、短期間で効率的に技術習得が可能なプログラムを構築中です。新人教育においては毎週相当の時間を技術実習の時間に当てていますが、動画を使った予習復習を課すことでテーマをもって実習に取り組め、早い人なら入社1年でスタイリストデビューが可能になります。まだ課題もありますが、改善を重ねてより良いものを作り上げていきたいです。
（2021年11月24日取材/文・齋藤久子/写真・山口貴弘）

片石 舞さん　#美容師 #サロンディレクター

昔から話をするのが上手じゃなくて…。専門学校2年生の夏休み前、すでにBASSAに就職が内定していたのですが、ふと「私、面白くないし明るくないし、接客できるのかな」と不安になりました。「海外に行けば何か変わるかも」と思い立ち、夏休みに約20日間、一人でアメリカに行きました。現実逃避だったのかもしれません。
言葉がほぼ通じず、知っている人もいない場所では人見知りしている場合じゃなかった。相手を知り、自分を伝えるためにコミュニケーションを図ることは、日本も海外も変わりませんでした。そして、ありきたりな言い方ですが、価値観がガラッと変わりました。単純ですよね。
美容師でなかったらすれ違うだけかもしれない方と出会えるこの仕事。奇跡みたいな出会いがたくさんあります。
今、韓国にハマっているのですが、最初は韓国大好きなお客様と共通の話題で盛り上がって、そのうち韓国抜きで、なんでも話せるようになっちゃう。一緒に歳を重ねてお互いが成長していくのが楽しいです。面白い話ができなくても、「聞くこと」が少しだけ上手ならいいのかな、と思えるようになりました。
サロンディレクター（店長）になって1年半が経ちました。実は、今の立場はちょっぴり苦手です。お店全体を眺めて皆を動かすより、少人数に声をかけて話を聞くほうが得意みたい。今後は、全体を見る立場から「個々をサポートする」方向へシフトしていくことを考えています。店長は若い世代へ交代します。
話し上手じゃないのはそのままですが、今は相談して理解してくれるスタッフ、頼れる仲間がいる。もう、不安はありません。
（2021年11月24日取材/文・清水理子/写真・山口貴弘）

江川

美容の仕事はAIにはできない「手」の仕事。いつの時代にも決してなくならない、将来性もある素敵な仕事です。安心してこの業界に飛び込んで来てください。

清水

社会で働き始めると、学生の時とは違う辛さや大変なことに直面するかもしれませんが、続けていくと楽しくなってくるものです。途中であきらめずに、続けることが大事です。

片石

人見知りの人は、人と関わるようにしてみて。最初はうまく話せず落ち込むかもしれませんが、私は「相手に興味を持つこと」「共通点を探すこと」を意識しています。例えば、興味があれば「休みの日は何してる？」と聞きたくなるし、スポーツとか、海外旅行とか、共通の話題で親近感が湧いたりします。自分は接客に向かない、と今から不安にならないで。あなたが輝けるお店は必ずあります。

株式会社イディア・ノブ 代表取締役社長　脇田将樹さん

これからは「教育」がテーマになってくる

理美容業界の問題点の一つに、スタッフの独立や離職、トップ交代等により「教育」が積み重なっていかないという課題がある。そのためには上が変わっても継続できる教育カリキュラムの構築が求められる。当社では教育に関してはどのサロンにも負けないと自負しています。反省点は改善しつつ、毎年最善のカリキュラムで新人教育を行っています。
「教育」は今後、差別化を図る上でも、理美容業界の大きなテーマになってくると思っています。効率を重んじる業務委託型のサロンでも、教育を打ち出してくるところがあると予想しています。

採用の第一条件は、きちんと挨拶ができる人

当社が新人採用面接で一番に見るのは、挨拶ができるかできないか。
きちんと挨拶できる人は、人としてのベースができています。先輩にもお客さまにも好かれます。国際文化の学生は、挨拶、礼儀など生活の基本がしっかり教育されていて、感じが良い。当社にぜひ来ていただきたい人材です。 コロナ禍で人と人との密なコミュニケーションが難しくなった今だからこそ、挨拶の大切さを強く感じます。サロンはもちろん事務所内でも、目を見てきちんと挨拶することを、改めてスタッフ全員に徹底し、意識を高めています。

江川 鉄也（えがわ てつや）

IDEA NOV BASSAクリエイティブディレクター、執行役員。統括マネージャーとして高田馬場、上石神井、東久留米、久米川の4店舗を管理。2007年3月、国分寺校美容科卒業。山梨県出身。趣味はジョギング、サイクリング、夏はキャンプ、公園で日焼け（子供と一緒に）。

清水 絢也（しみず じゅんや）

IDEA NOV BASSAクリエイティブディレクター、執行役員。2021年9月より、統括マネージャーとして下井草、石神井公園、保谷、所沢の4店舗を管理。イディアノブ独自の教育プログラムの構築にも携わる。2009年3月、渋谷校美容科卒業。福井県出身。趣味は料理。ジャンルを問わず何でも作ります。

片石 舞（かたいし まい）

KYARA1/2（キャラハーフ）サロンディレクター。2013年3月国分寺校美容科卒業。株式会社イディア・ノブ入社。IDEA NOV BASSA東大和店に配属後、同高田馬場店を経てKYARA1/2に配属、2020年5月からアートディレクターに。海外（今は韓国♡）にハマり、仕事の楽しさを知り、会社に貢献するためNLP研修（心理学/言語学を含む心理療法）を受講中。
インスタ→@mai_kataishi

株式会社イディア・ノブ

株式会社イディア・ノブホームページ
東京都新宿区高田馬場2-14-5 第1いさみやビル6階
TEL：03-6233-8318
インスタ→@bassa_recruit
“新しい自分に会いに行こう”をコンセプトに、無限の「似合う」を提案する。東京に13店舗、埼玉に3店舗、BASSA、KYARA1/2の2ブランドを展開。