大好きな街で、笑顔あふれる毎日を
YUKIMIさん #美容師 #オーナー
新卒で入ったサロンに15年勤め、在職中に結婚・出産を経験しました。ずっとここで働くんだろうなと思っていたほどやりがいのある素晴らしい職場でしたが、「ママになっても皆が楽しく働ける、女性のためのサロンを作りたい」と思い至った時、悩んだ末に大好きな地元・府中で理想のサロンを作ろうと決意。同じタイミングで国際文化の同期・KUMIちゃんもこの地域でサロンを探しているということで参加が決まり、バタバタしつつも順調にオープン日を迎えました。
もともとは、のんびりやって1日1人くらい来店していただけたら良いかなぁくらいに思い広告も出さずにいたのですが、ありがたいことに口コミだけであっという間に予約が埋まり、忙しいまま5周年を迎えることができました。ずっと大切にしているのは“家族に対するのと同じ気持ちで、お客様の髪を触る”こと。やっぱり家族って特別な存在なので、お客様にもそのくらい気持ちをグッと込めて、絶対に可愛くする、喜ばせる!と強く思いながら施術しています。
幼い頃の「髪の毛を編むのが好き」という気持ちの延長で美容師になりました。好きなことでお客様に喜んでいただけて、今では「年に1度の帰国時にここに来るのが楽しみ」と海外から足を運んでくださるかたもいます。お客様の人生の楽しみの一部になれるこの仕事は本当に幸せがいっぱいで、サロンにはいつも笑顔が絶えません。
ここまで支えてくださったお客様や大好きな街のために何かしたくて、今年は“地域貢献”を掲げ色々企画中。手始めにゴミ拾いなどの活動をしていたのですが、お客様からの「カフェを作ってよ」の一言で、フードトラックを購入!移動式のカフェをオープンしました。最初はコーヒーだけのつもりが、ノウハウのあるお客様にアドバイスを頂き本格的なハンバーガーも出せるようになったり、たくさんの方にお世話になりながらこちらも軌道に乗せることができました。
いま一番の楽しみは、お客様のお子さんに会えること!子連れ大歓迎なので、ご家族でサロンに通ってくださる方が多く、いつも癒やされています。私自身やスタッフも、産後すぐは子ども同伴でサロンワークしていた時期があり、皆さんに育てていただいたと言っても過言ではないほど。そんな温かく幸せなこの場所で、皆がもっともっとハッピーになれるよう、これからも私に出来ることを模索し続けていきたいです。
(2022年9月7日取材/文・芳士戸美帆/写真・山口貴弘)
全力で走って、見えた幸せ
KUMIさん #美容師 #スタイリスト
子育てをしながら美容の仕事ができて、スタッフにも恵まれて、今、本当に幸せです。お店をオープンしたYUKIMIちゃんを尊敬するし、とても感謝しています。
私は国際文化を卒業してから、ずっと同じ美容室で働いていました。そのお店での経験は、高校生から憧れていた「美容師」そのもの。表参道にあって、雑誌の取材や撮影も多く、店長としてスタッフをまとめ、トレンドに敏感なお客様や常連さんでいっぱいの毎日。しかし、10年間全力で突っ走っていた体の限界は超えていたのだと思います。仕事は大好きなのに体がついていかないこととの葛藤で3年ほど悩みましたが、「やり切った」と納得して退職することができました。
今の幸せを思うと「努力は報われる」は本当です。
じゃあ努力って何?それは技術を磨くこと。お店によって教育マニュアルは違っても、それぞれの目標に向かって練習をする。練習しかありません。技術があればなんとかなるものです。練習を見てもらう過程で先輩と信頼関係ができますし、技術の幅が広がったとき、お客様はまた来てくださいます。練習が苦にならなかったのは、学校のおかげです。コンテストの結果がダメだと悔しくて、次はもっと練習する。先生に見てもらい、またチャレンジ。それを繰り返すうちに練習が習慣になりました。放課後、自主練習が終わり、そろそろ帰ろう…と周りを見渡すと、皆がまだやっている。じゃあもう少し練習するか、と影響されることも。皆が頑張っている環境で練習を重ねた経験が自信になりました。その技術と、技術に向き合う精神は、昔も、これからも私の支えです。
YUKIMIちゃんと働いて、びっくりしたことがあるんです。前のお店では、サラッとした、お客様に深入りしない接客が好まれました。でも、彼女はズカズカと(笑)、自分のこともオープンにお客様に入っていく。地域性や客層の違いはあるにせよ、すごく新鮮でした。今でも技術や接客はスタッフから学ぶことばかり。ようやく素の自分で美容師ができるようになってきたかな…。これからも成長していきます!
(2022年9月7日取材/文・清水理子/写真・山口貴弘)
YUKIMIさんに質問です!!
Q.今までで最大のピンチ
お店をオープンして2ヶ月でKUMIちゃんが産休に入ったとき。産休はもともとわかっていたことでしたが、想定以上のお客さま来店数に、一人でやっていけるのか不安でした。でも、KUMIちゃんの親戚の美容師さんに手伝ってもらいなんとか乗り切れました。いつも、ピンチの時には自然と助けてくれる人が現れる気がします。Q.お休みの日の過ごし方
&nicoはママ美容師のためのサロンでもあるので、美容室としては珍しく日曜日を定休日にしています。なので、日曜日はファミリーデー!必ず家族と過ごすと決めています。
KUMIさんに質問です!!
Q.YUKIMIさんとの出会い
同じクラスで一緒に遊んだりもしたのに10年以上会っていなかったんです。私が新居を探していた場所で、偶然、当時YUKIMIちゃんが働いていたお店を見つけました。夫がそのお店に通うようになって。数ヶ月後に「YUKIMIちゃんが独立するらしいよ」という情報を持ってきました。すぐ、「YUKIMIちゃんのお店で働きたい!」と思いました。Q.大事だと思うこと
後輩や同僚、自分よりもお店での経験が短い人たちの意見を素直に受け入れること。もちろん、先輩から学ぶことも多いですし経験豊富な美容師さんは努力もされてきたと思います。でも「私の技術を見なよ、言うことを聞きなよ」だけではもったいない。新しい感覚を持ち、見ているものが違う彼らから学ぶことが本当にたくさんあります。
YUKIMI(ゆきみ)
2004年3月、国分寺校美容科卒業。東京都出身。都内サロンで着付、メイクリーダーを担当。2017年に“子連れ美容室&nico”オープン。「言葉にすると、夢は必ず実現します!若い皆さんには特に、夢を持って、それを言葉にして、どんどん努力して欲しいです。つらいことも沢山ありますが、自分の“夢”をいつも頭のすみっこに。行動すれば、必ず実現します!」
インスタ→@yukimi_nico
KUMI(くみ)
2004年3月、国分寺校美容科卒業。福島県出身。当時スタッフ4名の美容室に入社、20歳代で店長となり12年勤務。国分寺校で同じクラスだったYUKIMIさんが独立するのを機にオープニングスタッフとして参加。「美容師を続けられたのは挨拶や授業態度、遅刻欠席を厳しく指導してくれた学校のおかげです」。
&nico
インスタ→@andnico2017
東京都府中市西府町1-46-5
スタッフは全員ママ!経験豊富なスタイリストが確かな技術と明るい笑顔で迎えてくれる、地域に密着したアットホームなサロン。サロン前にはYUKIMIさんの旦那さんが運営する、大好評のフードトラックも♥
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。