毛利 仁美さん　#美容師 #ヘアメイク #アートディレクター

現在、サロンワークが6、ヘアメイクが4くらいの割合でお仕事しています。入社して数年は、ヘアメイクの仕事を覚えたくて、撮影があると率先して手を挙げお休みを使ってアシスタントとして同行させてもらい、イチから勉強しました。時には3ヶ月休みなしなんてことも。でも、そうしているうちに技術だけではなく、スタッフさんやモデルさんの信頼も得られ、指名でお仕事を頂けるようになりました。
ヘアメイクはあくまで裏方。だけど、時にはお迎えからお見送りまで一番長くモデルさんと過ごすのがヘアメイクだったりもします。ただメイクをするだけではなく、なるべくリラックスして撮影に臨んで頂くために、気持ちの面でのサポートも心がけています。
14年働いてきて感じるのは、「美容の力って凄い！」ということ。
現在、一般のお客さま向けのメイクレッスンも行っていますが、皆さま共通して「もっと素敵になりたい」という思いがある。眉毛の描き方やシャドウののせ方など、テクニックを伝えるのは簡単ですが、もっと内面的な、その方の“なりたい自分”を叶えるお手伝いができるよう、魅力を最大限引き出せるメイクアップを提案できたら良いなと思います。また、美容師の仕事は“キレイにする事”ですが、お客さまが次に来店してくださるまでの1～2ヶ月、どんな気分で過ごせるかを左右する大切な生活の一部でもあります。ゴールのない仕事なので、毎日新しい発見や喜びがあり、飽きることがありません。
キャリアとともに年齢を重ねて、肉体的にも精神的にも変化がありました。自分自身と向き合うと、不思議と気持ちはどんどん外へ、外へと向かっていきます。気持ちよく生活したいからアロマに興味を持って調香の勉強をしたり、環境を気にしてエコやSDGsについて調べた結果、奄美大島の伝統的な染色技法・泥染めを知って次の旅行は奄美に行こうかなと思ったり。色々な経験が、“お客さまの人生に寄り添った提案”に繋がると思っています。
（2022年9月12日取材/文・芳士戸美帆/写真・山口貴弘）

Q.どんな人がヘアメイク向き？

技術は、きちんと練習すれば身につくもの。それよりも相手を思いやる気持ちや、周囲のために自ら考えて行動できる人が美容師としてもヘアメイクとしても歓迎されると思います。

Q.いま一番気になっていること

空間そのものをプロデュースすることに興味があります。なかでも“香り”は、心地良さだけではなくその時の体調やメンタルにも作用するもの。実は、自宅に蒸留セットやビーカーがあったり、ちょっとした実験室のようになっています（笑）

Tierra 代表取締役 三笠竜哉さん

毛利はとにかく明るい性格なのが魅力。一緒にいるとポジティブなパワーを貰えるので多くのお客さまに愛され、支持されています。
あと、心が強い!!負けず嫌いなところがあるので、努力してきちんと結果を出してくれるという安心感もあり、とても信頼できるスタッフの一人です。

毛利 仁美（もうり ひとみ）

Tierraアートディレクター/メイク。2009年3月、渋谷校美容科卒業。神奈川県出身。美容師、ヘアメイクとして活躍すると同時に、メイクレッスンや理美容学校でのセミナー講師も担当する。コスメコンシェルジュやアロマアドバイザーの資格を持ち、確かな知識に裏付けられたアドバイスがお客さまの好評を得ている。趣味はメイク、調香、SUP(スタンドアップパドルボードの略。水上スポーツの一種)。
インスタ→@hitomimohri
アロマ専用アカウント→@aroma.mohri_hitomi

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インスタ→@tierra_hair
政府実行委員認定2020年日本美容版ミシュラン2年連続受賞の実力派サロン。“Tierraで切ると恋が叶う♥”と言われるほど、お客さま一人ひとりの魅力を引き出す似合わせヘアの提案に定評がある。