- 18.01.24
おひな様
国際文化理容美容専門学校渋谷校の図書室には、先週末から、一足早くおひな様が飾られています。お客様をお迎えするためにしつらえたものですが、春が待ち遠しい表情で並んでいらっしゃいます。
この一対は、有職故実に基づいて、宮中の正装である束帯、十二単を忠実に再現したものです。装束はもちろん、冠、髪飾り、太刀、檜扇に至るまで、素材も色調も本物そのものです。
お客様からよくご質問を受けるのは、男びなと女びなの並び位置です。写真のように、束帯姿の男びなが向かって右に、十二単の女びなが左に座っています。しかし、デパートや人形店で陳列されているひな人形をみると、ほとんどがこの逆になっているはずです。どちらが本当なのでしょうか。
実は、平安時代以来、我が国には「左上位」という約束事がありました。左大臣と右大臣では左大臣の方がランクが上ということです。男性上位の時代でしたから、常に、男性は女性の左側(向かって右)に位置することになっていました。それが、明治になって、「右上位」のヨーロッパの習慣にならい、男性が右、女性が左に変わったということです。そういえば、現代の皇室のお写真でも、天皇陛下は皇后さまの右側にお立ちになっていますが、幕末から明治初期の古い写真ではそれが逆になっています。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。