２月13日火曜日、国際文化理容美容専門学校渋谷校では、1年生を対象に八木岡聡先生の特別授業が行われました。
表参道、代官山にヘアサロンDaBを展開する八木岡先生は、現在もっとも人気と影響力を持つヘアスタイリストの一人と言っても良いでしょう。本学への入学動機を学生に聞くと、憧れの理美容師の存在を挙げる者が多くいますが、八木岡先生は、常にその人気上位に。
最近の理美容師は、ヘアスタイリストという枠に止まらず、SNSの世界で影響力を持つ人や、化粧品などの商品開発で手腕を発揮する人が珍しくなくなりましたが、八木岡先生はそういう多彩なデザイナーの先駆けです。特別授業では、２時間みっちりと、八木岡理論とも言える、デザインの作り方、センスの磨き方を教えていただきました。
〈八木岡先生のお話から〉
・ プロのデザインというのは目的ありき。趣味なら好きなことをやれば良いが、お金をいただくのであれば、その方が何を好んでいるかをまず考えること。
・ 何事も初めからできる者はいない。学び、反復、継続したのちに初めてアイデアが生まれ、大事なことは、それを記憶していくこと。
・ 良いサロンであれば、個々の個性をまず否定する。サロンは、そのスタッフの元々の個性を求めているのではなく、いかに成長して行くかを期待する。
・ そういうサロンは厳しいが、ゆるいサロンというのは、お客様やスタッフの要求にもゆるいもの。
・ これからの時代、大人が増える。大人の人に興味を持つべき。60年代、70年代、その人たちが生きてきた時代を知ること。そうすれば、10年後、どんな時代でも対応できる。
・ 何も持っていないなら、とにかく元気で笑顔。悩む人はひまな人。